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キュビスム展に行ってきました [資格・学び]

次男と二人で、上野の国立西洋美術館で現在行われているキュビスム展に行ってきました。

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ピカソやブラック以外のキュビストたちや、キュビスムを生み出す素地を作ったセザンヌあたりからの流れを辿れる素晴らしい展覧会です。

ただ、キュビスムというのは、キューブを元に構成するという発想が原点であるとする解説は、どうも腑に落ちませんでした。最初はそうだったのかもしれませんが、ピカソやブラックたちは、戦争の経験を経て、遠近法からの離脱や、視点の多様性というものを意識していったことは想像に難くありません。そのあたりの解説がいっさいなかったのは残念でした。

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以下は常設展です。こちらを見ることで、キュビスム以前の絵画(宗教画、肖像画など)の西洋美術史の全体像を把握し、美術史に書いてあるような流れを辿れます。

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こんなのところにもピカソ。日本は本当に(は?)豊かな国なのですね。

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恥ずかしながら、藤田嗣治の絵画をしげしげと見たことがなかったのですが、背景に金箔(たぶん)を使っており、日本画の作風も取り入れていることがよくわかります。一度、レオナール・フジタの作品は浴びるように眺めてみたいです。今度は箱根のポーラ美術館とか軽井沢安東美術館に行ってこようかな。

帰り道、未来派とかシュールレアリスムなど美術の話に花が咲きました。そこらへんを歩いている親子の会話としては異常なのかもしれませんが、わたしたち親子は家の中でもそんな話ばかりしています。たぶん他所の人には理解できないレベルの会話です。現在は、次男が一番話が合います。自分と血の繋がっている子供ですから、当然なのでしょうかね。はっきり言いますが、同僚たちは知的レベルがほぼ合いません。同僚たちは、共有することが難しい感情や感覚をベースにした話をし、私に共感を求める傾向があります。食べ物の味や音楽そのものを話題にしても、聞いている方は想像しにくいので、対応に困ります。そういう話をするのなら、たとえば調理法のコツや、音楽技法をわかりやすく伝えるようにしてくれると、勉強になると思います。感情のみをベースにしている限り、コミュニケーションを構造化できませんので、そこから何かを学ぶことが難しいのです。

一般に、酒飲みは、構造を意識せず、感情をぶちまけ、会話のための会話を楽しもうとする傾向があります。私はその種の会話は苦手というか、蛇蝎のごとく嫌っているので、そのような低レベルな人たちに貴重な時間を奪われないように、職場の同僚たちとの飲み会には近づかないようにしています。




外国人レストランマップ/伊勢崎市

伊勢崎市は海外の料理が食べられる食堂がたくさんあるので、今度行ってみようかな。インドやネパールやタイ料理はすでにお馴染みですが、バングラデシュの料理や、南米(ペルーやブラジル)の料理も食べてみたいです。





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