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シンプルすぎて何をしたらいいのかわからない…40代以上がグーグルよりヤフーを愛用する理由 Z世代とオトナ世代の知られざる違い (2ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) [コンピュータ・ネット・テレビ]

シンプルすぎて何をしたらいいのかわからない…40代以上がグーグルよりヤフーを愛用する理由 Z世代とオトナ世代の知られざる違い (2ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

ヤフーの住民は、この調査を信じるなら、半分近くが50代以上。10代に至っては、6%です。大学生たち(私の息子を含む!)と話していても、ヤフーコメントっぽさは一切感じられないのはそういういうことだったのかと腑に落ちました。

私はたまにヤフーニュースのコメントをざっと読んでみることがあるのですが、全体的な主義主張に強烈な違和感を覚えるのです。年寄りじみているというか、左翼の残党が「けしからん!」「国は〜すべきだ!」とか言って拳を上げている様子しか思い浮かばないコメントばかりです。彼らは「そんなの常識だろう」と言い張って、相手を意見を封じようとする頑固爺さんに思えます。たまに婆さんも出てくるようです。文面からそれがわかります。先日、首都圏を大雪が襲った日、ヤフーコメントの中には「不要不急の外出を避けるのが当たり前だ。それを守らないやつが事故を起こして他人に迷惑をかけるんだ」と息巻いていた人がたくさんいました。民法で言う「私的自治の原則」とか、思想・良心の自由を含む憲法の理念を理解していない人たちなのでしょう。

想像するに、彼らの多くは、小学校のときに「風紀委員」だったのかもしれません。私は「環境整備係」(ビッグモーターの逮捕されたあの人みたいですけど)にはなってもいい気もするが、「風紀委員」にだけは絶対になりたくないと小学校の頃から思っていたくらいですから、相性が悪いのでしょう。

たしかにヤフーの利用者の年齢構成が年齢が高いほど多くなる傾向になるのは、歴史的に理解できます。私も50代半ばの人間ですが、私がインターネットを利用し始めたときは、ヤフーくらいしかポータルサイトはありませんでしたからね。グーグルが誕生したのはその後です。やはり、鳥のヒナが最初に見たものを自分の母親だと錯覚するのに似て、彼らも見事にアンカリング効果に引っかかっているのでしょうね。アンカリング効果というのは有名なバイアスの一つで、生成AIの説明を借りるとこういうことです。

人々が最初に与えられた情報や印象に基づいて、その後の情報や意思決定に影響を受ける傾向を指します。たとえば、ある商品やアイデアが最初に提示された場合、その後の類似した商品やアイデアに対する評価や意見が影響を受けることがあります。


すでに2年近く前になりますが、私の父親が亡くなったとき、親戚の叔父さんたちと話をしました。ふたりとも70代です。彼らもスマホを活用していましたが、画面を見せてもらったら、ヤフーを利用していることがわかりました。話している内容も、ヤフーっぽさを感じ、私は「なるほどねえ」と今までの疑問が晴れて、ひとり得心しました。そういうふうに、世論というものは形成されてしまうので、接するメディアは慎重に選ばないといけないと認識しました。ヤフーのコメントで形成された思想は、ワイドショーのものとはまた少し違います。ヤフーの場合は、ワイドショーにブラックペッパーをかけすぎた感じです。ちょっと辛くて食べられないくらい不味いのです。要するに、差別的と言うか、より上から目線というか、「お前は何様だ」感が強いのです。誰に向かって、その主張を訴えているのか、対象が定かではなく、威張りたいだけという印象です。読売新聞の社説の結論だけを読んでいるような感じで、気持ちが悪くなるのです。気持ちが悪くなるというより、頭が悪くなると言ったほうが正しいでしょうね。





子どもに脱毛を訴求し、性的コンテンツを見せる日本。「広告観察」から見えた問題とは

広告も洗脳装置として機能しています。私はインターネットがない頃から生きていますから、その時代は本を乱読し、いろんな思想に影響を受けて、自分のアカデミックな思想体系を形成していきました。その土台の上で、インターネット上にあふれる衆愚の様子を観察できるので、まったく振り回されることはありませんが、幼い子どもは、刺激的な広告を日常的に目にしているうちに、あまりに偏った思想を形成していくのでしょう。これも怖いですね。

とはいえ、私に何かできることはありません。私にできることは、彼らに巻き込まれないようにすることくらいです。












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