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日本の未来はあまりに暗い。 [資格・学び]

修士・博士:日本だけ減少…研究力衰退あらわ 7カ国調査 - 毎日新聞

これは日本の大学は奴隷の養成所に成り下がってしまっていることを示す明確なデータだ。

この20年、日本の大学は、就職に役立つ内容を教える専門学校になり、かつてのような自分で問題を見つけて解決する能力を育成する場所ではなくなってしまった。学生も教員も、いま役に立つことだけを学ぶという短期的な視点に囚われている。

大学の教員も、特に理系は、国からの研究費があまりに少ないので、貧乏な大学は、「産学協同」という名目で、企業から研究費を調達し、当該企業の利益に貢献する研究しかできなくなくなった。

さらに、大学院に進学しても、ワーキングプアで一生を終えることが約束されているのだから、一生働かずに暮らせるほどの財産(不労所得)があるのではなければ、大学院に進むリスクは取れない。

さらに、グローバル化に対応するためと言って、授業をオールイングリッシュでやる大学も増えている。思考することができるのは母語であることは、言語学的知見の常識だから、外国語では高度な思考力が育成されることがない。ますます、奴隷化していくのみである。

ということで、日本は急激に教育力も研究開発力も落ちていき、四流国になり果ててしまうのは必至である。いまでさえ三流国なのだから、日本の未来はあまりに暗い。

まったく救いようがない国である。

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