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「モノを持たない暮らし」には憧れますが [雑感・日記・趣味・カルチャー]



私も「モノを持たない暮らし」に憧れを抱いています。

「モノを持たない暮らし」では、生活環境に必要十分なものしか置かないので、部屋が整理整頓されていて、広々しています。掃除をするにも、最初にものを片付ける作業を省くことができ、掃除にかける時間を短縮できます。短時間に掃除ができるので、気づいたら掃除ができます。その結果、つねに生活環境をきれいな状態を保つことができるので、衛生面でも良いことだと思います。

私のように、ものに取り囲まれている生活を送っていると、ものが壊れたときに、いちいち他人に修理を頼んでいると、莫大な費用と時間がかかってしまうので、基本的に自分で直さざるをえません。したがって、その修理のための道具が必要になります。日曜大工の道具やら、車の修理に必要な道具、また家電やコンピュータが壊れたときのための道具を一式揃えていますが、「モノを持たない暮らし」を送っていれば、本来はなくてもよいものです。

その上、職業柄、本に囲まれており、クローゼットの中は本がぎっしり詰まっています。その多くは、死ぬまでに一度もページを開くこともないでしょう。大学図書館に行けば手に入るものをわざわざ手元に
置いておくなんて、本当に馬鹿げていますね。

さらに、最近は、楽器にもハマっているため、楽器関係のものも次第に部屋を占有し始めています。楽譜類もいつのまにか溜まってきています。

数年に一度、気が向いたときに、いらないものを集めてどかっと捨てることがありますが、焼け石に水です。

他人の手を借りずに、自分の手で何でもやりたがるDo-It-Yourselferとしては、物にあふれる空間に暮らさざるを得ないのです。ホテル生活のように「モノを持たない暮らし」を送りたいという気持ちもありますが、いまの私には無理な話です。ものを集めるのは趣味ではないですが、多趣味のせいで、どんどん物が集まってきてしまうのです。なにかひとつでも趣味を減らさなければ、私の部屋は数年後にはゴミ屋敷になっているのかもしれません。

ものにあふれかえる部屋に住んでいる人というのは、ストレスの多い仕事をしている人だという調査結果をウェブの記事で見ました。そのランキング上位に教師がいました。当然ですね。私が物にあふれる環境で暮らすのは、職業の面でも、私生活の面でも、残念ながら、避けることができないようです。