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「被害者」が原因を作ることもあります [雑感・日記・趣味・カルチャー]

自動車保険会社から電話があって、今かなり心が動揺しています。自転車で私のクルマに突っ込んできた少年の親は10:0で私のほうが悪いと思っていて、私が自転車の修理代を全額負担すべきと考えていると担当者から聞きました。少年の父親と電話で話した時にも、父親の言葉からそういう印象を受けました。しかしながら、私は自転車に突っ込まれた被害者だと思っているので、その考えにはまったく同意できません。実質的に私のほうが加害者で、自転車の少年が被害者になっていますが、むしろ私のほうが被害者の側面が大きいと思っています。

私も少年も法律違反をしているわけでもないので、過失割合は5:5が妥当でしょう。ぶつかってきた少年は終始私に謝り続けていたので、自分のほうが悪いという認識はあると思います。しかし、自転車対クルマの事故なので、私のほうが責任の割合が高くなるのは必至です。したがって、私としては、6:4か7:3が妥協のポイントだと思っています。最悪でも8:2です。100%私が悪いということになったら、さすがに受け入れられません。相手側の親はお世辞にも良心的な感じではなさそうなので、自転車屋に修理代を高く見積もってもらって請求するかもしれません。そうなったら、私の側としては、1万円以上の負担になります。

そうアコギなことをされたら、私の方でも、保険会社に私のクルマを見てもらって、傷を発見してもらい修理代を改めて請求する可能性も出てきます。よく見れば、本当はバンパーに傷がついているはずですが、相手が未成年であったし、かなりショックを受けていたのが気の毒に思えたので、クルマの修理代を請求するつもりはないと言ってあげたのです。

そういう気持ちを理解してもらえず、どうしても先方が過失割合は10:0だと言い張るのであれば、ドラレコ動画を見てもらいたいと保険会社の担当者に伝えておきました。動画を見れば、私には自転車が突っ込んでくることを回避することができなかったし、私の不注意であると見なすことは妥当ではないと理解してもらえるはずです。それでも納得していただけなければ、事態は大事になりそうです。できれば、そういう状況になることは避けたいと思います。時間を無駄にすることになりますからね。

いまは夏休みですから、昼間から無駄に少年少女が自転車でブラブラしているのを見かけます。そんな彼らが時折交通ルールを無視した乱暴な運転をしている様子を見かけます。自転車だからといって、事故を回避する義務がないわけではありませんし、どんな傍若無人な運転をしても許されるわけではないのです。本当に気をつけてほしいです。彼らは自分が犠牲になるだけではなく、車の運転手も被害者になって多くの人に迷惑をかけるのです。車の運転手だけが気をつけていれば事故が起きないということもありません。お互い気をつけるべきなのです。そんな当たり前のことを理解せずに、どんな場合でも一律に車だけが悪いという主張は通らないと思います。「被害者」が原因を作ることもあるのですから。