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劣化 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

教育劣化どこまで 社会に出て「引き算」を習う大人たち:日経ビジネス電子版

これまた日本人の劣化の話です。日本には簡単な算数ができない大人がいて、さらに彼らは人の話を正確に理解する読解力も低いそうです。母語話者が圧倒的多数という利点があるにも関わらず、OECD加盟国の中でも、さほど高くないというのですから、悲劇的です。本当に日本はすごい国なんでしょうか。

教育に携わっている人間としては、読解力の低さは昔からのように感じます。なんでも自分の都合の良いように考え、独断と偏見で決めつける人は昔からいました。彼らは客観と主観を区別することもできず、論理的にも批判的にも考えることができない人たちです。そういう人が「モンスタークレーマー」になっているのかもしれません。どんな場合でも自分が正義で、誰かが悪いというファンダメンタリストなのです。もはやそういう人間の教育は、教育者の手に負えません。医者に任せるしかありません。私はすでにさじを投げています。

2ちゃんねる生まれの「詭弁の特徴のガイドライン」が、Twitterでのごまかしの議論を見破るのに最適と話題に|FINDERS

かつての2ちゃんねるにはこの詭弁が溢れていました。このような愚劣な詭弁はいまやYahooを始め、他のさまざまな媒体にもあふれかえっています。政治家もこの詭弁を巧みに利用し、言い逃れをしたり、レッテル貼りをしたりしています。安倍総理もまたこの詭弁(ソフィズム)を自家薬籠中の物にしてます。そんな知性の低い人間を首相にする国ですから、国民の知性は、それに負の比例をしているのは間違いありません。

埼玉県では、10月27日に参議院議員の補欠選挙があります。先ほど犬の散歩中に、候補者のNHKから国民を守る会の立花孝志氏のポスターが爪か何かでギザギザに傷つけられているのを発見しました。元埼玉県知事の上田清司氏のポスターは無傷でした。もちろん私も投票に行くつもりですが、上田さんに1票を入れるつもりです。立花さんは、ベーシックインカムを政策に入れていますが、実現を本気で訴えているのかどうかかなり怪しいです。民主党出身の上田さんは、これまで県知事として失政がなかったので、県民の人気も高く、勝利は間違いないでしょう。