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現在性バイアス・2月7日に解除を予定している理由 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

菅総理がものすごく知能が高いと想定した場合、総理は意図的に不甲斐ないリーダーであることを演じて、国民に「自助」を促していると解釈することも可能です。国民に、政府は無責任でまったく信頼できないと思わせることに成功すれば、国民は政府の責任転嫁することを諦めて、自分の頭で考えて、しっかり感染予防対策を取ることができると考えているのかもしれません。しかしながら、国民はマスメディアも含めて知的レベルがあまりに低いので、その目論見がすべて裏目に出ています。そこまで読めなかった菅総理は、愚にもつかない人物と評価すべきです。

菅総理の知能が低いと想定した場合、総理は、行動経済学で言う「現在性バイアス」に囚われているということになります。目先の利益だけしか考えないという先入観です。「今日だったら500円くれてやるが、1年後だったら1000円にしてやる」と言われた場合、愚かな人は今すぐ500円をもらうことを選ぶという習性です。数ヶ月我慢すれば、感染者数を減らすことができたのに、感染者が減らない状態のまま、GoToキャンペーンを前倒して行ってしまったようなことは、目先の利益だけしか考えていないことの証左です。菅総理は我慢しなかったのですから、愚かなのです。マスメディアの側も知能が低いと言わざるを得ません。企業からの広告費で飯を食っているので、企業に不利なことは言えず、政治家と一緒になって「現在性バイアス」に囚われてしまっています。それを指摘して、批判することすらできない一般庶民も同様に呆れるほど愚鈍です。

菅総理は緊急事態宣言を解除するのを2月7日と想定しているそうですが、その理由は2月11日から中国の春節が始まり、中国人観光客を大量に日本に入れたいからのようです。「チャイニーズのヴィジターが大量に押し寄せて来たら、観光業も飲食業も儲かりまっせ」と危機感のまったくない二階幹事長に言われているんでしょう。「庶民にはマスクと手指消毒だけでなんとかしてもらうわさ」と。

つまりは、菅政権および自民党、自民党応援団、一般庶民はみな馬鹿だということです。我が日本国はすでに終わっています。

日経平均株価が上がっていますが、これは半年後に景気が回復することを見込んでいるからと解釈するのがふつうでしょうが、私はそうは見ていません。物事をなんでも二項対立で見る癖こそ偏見というべきです。X軸とY軸に分けて、4つのカテゴリーを考えてみてください。

1)景気が良くなる&株価が上がる
2)景気が悪くなる&株価が下がる

普通の人はこの2つしか見てませんが、もう2つあるのです。

3)景気が良くなる&株価が下がる
4)景気が悪くなる&株価が上がる

私は4)の景気が悪くなることを想定して、株価が上がっていると見るべきだと思っています。企業活動は少なくとも今後半年間は不活発になるはずで、失業者も大量に発生するでしょう。実体経済が今以上に悪化することは不可避です。V字回復もありえません。自分の体や時間を売ってお金に変えるという従来の健康的な資本主義経済では裕福になれないのです。したがって、お金に働いてもらうしかありません。だから、人は株を買うのです。幸い、世界の中央銀行は金融緩和でお金を刷りまくり、市場にお金をダブつかせています。そのお金を放置しておくのはもったいないので、銀行も株を買うのです。国も株を買って、名だたる大企業を国有企業のようにしています。この状態で株価が下がるわけがないのです。このバブルがただちに崩壊するわけがないのです。そういう理由しか、私には思いつきません。景気が回復して、人々の給料が上がりそうだなんて、そんな楽観的な予想をするやつなんているのでしょうか。そんなことを言う者がいたら、ここに連れてこいや! 

ビジネス関係者の入国、一転継続 「首相に強い思い」(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

「ありとあらゆる策を講じる」と言っておきながら、「会食は4人まで」とか決めたりするんですから変な人です。おやつは300円までみたいな幼稚な話です。この人の頭の中は、そうは思いたくありませんでしたが、スカスカなんでしょう。これでは一般庶民も言うことを聞かないでしょうから、感染者数は減らないどころか、指数関数的に激増するはずです。その責任をとって、首相を辞任する魂胆なのかしらねえ。日本を焼け野原にするのが菅総理の目的なのでしょうか。ご本人がコロナに感染し、悔い改めることを心からお祈りしております。自民党は二代続けて、クソみたいな総理大臣を出してしまったことを恥じて、あと20年くらいは野党に成り下がってほしいです。彼らはまったく日本のためになりません。