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コロナにまつわるデマ [雑感・日記・趣味・カルチャー]

コロナのデマ 犯人はお前だ! : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン

大阪府の吉村知事の「ポピドンヨード事件」も忘れてはいけませんね。うがい薬に入っているポピドンヨードがコロナウイルスをやっつけるんだとか、笑止千万な記者会見を開いていましたね。まだ若いから許してあげますけど。また、こまめに水やお湯を飲めばいいとか、メチルアルコールとか漂白剤を飲むと良いとか(確実に死にます!)、にんにくを食べるのがいいというのがありました。懐かしいです。コロナ禍の初期の頃、茨城県では感染者がいないというので、納豆を食べているからだと信じる人が出てきて、スーパーで「納豆は一人1パック」の制限がかかったことがありました。日本人の低能さに驚愕したことを強く記憶しています。あれ以来私は納豆を食べるのをやめています。

うちの長男が言っていましたが、「SNSは人類にとって100年早い」んだそうです。人類は馬鹿なので、SNSを正しく活用できないという意味だそうです。SNSの多くは、その人の興味がありそうなものをプッシュしてくるので、だんだん同じような情報ばかり集まってきます。YouTube動画も、私なんか楽器の動画ばかりになり、食傷気味です。アイドルの動画ばかりの人や、ネトウヨ動画の人もいるんでしょうね。気持ち悪いですねえ。

以前から知られているものだと思いますが、ネット上では自分と同じような考え方の人たちが集まってしまい、それが世界全体の考え方だと勘違いしてしまう「エコーチェンバー現象」がこのところ顕著になっています。デマや陰謀論がはびこるのは、その現象に自分がはまっていることを自覚できていないからです。そういう人はSNSを活用する能力が全くないということです。まさに君たちには100年早いんです。私はTwitterもFacebookもその危険性を回避するために使っていません。25年くらい前のことになりますが、筑紫哲也が「インターネットは便所の落書き」と言っていた頃から私はインターネットを利用しているので、今のデジタルネイティヴの若い世代よりはるかにSNSを客観視できていると思います。いまのデジタルネイティヴや、インターネットを活用してこなかった古い世代は、SNSをリアルな情報が流れていくる場だと信じている可能性があります。SNSは決してリアルな世界を反映するものではないので、きちんと学校で学習した知識を活用して、騙されないように活用すべきです。古いメディアであるテレビもラジオも同様です。

いずれにせよ、学校や大学できちんと勉強することが大事ということです。哲学や心理学や社会学や文学などをちゃんと勉強しなかったから、騙されるんです。馬鹿を騙すのは本当に容易(たやす)いことなんですよ。

トイレットペーパー事件も忘れられません。コロナとトイレットペーパー不足には何の因果関係もないはずなのに、お店からなくなるとみんなが言い出したら買い占めが始まって本当になくなるんですから、驚きました。私も妻がその情報をどこからか仕入れてきたときにすぐにトイレットペーパーを買いに行ったので、事なきを得ました。嘘だとわかっていても、そうなると信じる人が増えると、それが現実のものになるという怖さを感じました。それを「バックファイヤー効果(backfire effect)」というんですね。もうこういうことが起きないようにしてほしいものです。否定すれば否定されるほど信じてしまう現象のことらしいんですけど、うちの妻も私や子どもたちが否定するからよりいっそう陰謀論やフェイクニュースを信じてしまうのかもしれません。

バックファイア効果 | 意思決定・信念 | 錯思コレクション100 Collection of Cognitive Biases

人は、自分が信じたくない情報や、自分に都合が悪い証拠に遭遇すると、もともと持っていた信念を変えるのではなく、むしろそれを拒否して、当初の信念をより強めてしまうことがあります。これをバックファイア効果と言います。このような傾向があるため、しばしば反論は役に立たないばかりか、逆効果となってしまうのです。


まさに、うちの妻だ。

COVID-19 Japan 都道府県別感染者予測

この予測を見ると、2月4日になっても、東京、埼玉、神奈川、千葉、大阪、京都は右肩上がりのまま。予測が正しければ、緊急事態宣言は延長される可能性が高いです。