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長期平準定期保険? ハーフタックスプラン? [FP]

FP試験は金財とFP協会の2つの団体が行っているので、ややこしい状態になっています。私がいま使っている問題集は実技科目のところは二つの団体の試験問題がきっちり分けられているのですが、その本の付録の「頻出順TOP60合格BOOK」という小冊子では、実技科目に関して区別していないようなのです。

両方の科目を合わせて、その中の頻出問題のようにしているらしく、長期平準定期保険とハーフタックスプランなどというこれまでまったく学習していない項目が高いランクに置かれていて、少々困惑しております。FP協会を選択した私は無視していいんでしょうか。

今日はFPの問題集の5周目の途中で、学科の金融のところまで終わりました。保険はやや苦手なのですが、金融関係はなぜか得意です。

小冊子を読んでいるときに面白いことを発見しました。不動産関連が上位中の上位にけっこう固まって出ているのです。

FP試験の勉強をする前、ファイナンシャルプランナーなのですから、主に、資金運用について、つまり投資の勉強をするのかと思っていたら、そこらへんの取り扱いはけっこうあっさりしているのです。FPで学ぶ分野は金融以外には、保険、税金、年金、不動産、相続などがあり、お金に関わる分野を多角的に学習できるのはいいのですが、建蔽率や借地権、不動産登記のことまで学ぶとは想像もしておりませんでした。

FPの資格は持っていても就職活動には役に立たないだなんて悪口を言う人がいますが、大人ならみな取得すべき資格かもしれません。

先日、FP3級の受験をすることを知人に話したところ、日本人にとってお金の話をするのはタブーですが、その考えは古いですね、と言われました。それで思い出したのですが、昔々、学生時代にイギリス人の先生に、お金は汚いという意識があるかどうかと質問され、私は深く考えることもなく、汚いという印象があると答えました。研究室のソファーに座っていた7名のうち、私の友人のみ異なる意見を述べていました。そのマルクス主義者の教授は、われわれの回答を受け、「予想通りだ」と印象を語り、そこが西洋とは違うところだという紋切り型の意見を述べていました。

お金の話はタブーであるという意識は若い世代にとっては徐々に消えつつあるのかもしれませんが、中年以上にとっては、いまだに宗教や政治の話と同様に職場で気軽に口にできる話題にはなっていないと思います。資本主義社会に生きているのに、いつまでもそんな状況でいいんでしょうか。



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