【要注意】遺された家族の相続税が増える間違った生前対策〝4選〟 [マネー・買い物]
KSKシステム(国税総合管理システム)でお金に関する情報をすべてつかめるというのは怪しいなあ。
相続人の生前の収入から、預金や大きな買い物を差し引いて、残りはタンス預金として蓄財しているなんてずいぶん乱暴な計算だと思います。
相続人は、ふだんから孫や子供にお小遣いを与えていたかもしれませんし、外食や遊興費などでけっこう使っていたかもしれません。KSKシステムには、ギャンブルですったことなど記録されていないはずです。
仮にタンス預金が100万円あったとしても、生活費として家に置いておいただけかもしれませんし、その程度の額を相続税対象額に含めて意味があるのでしょうか。あまりに無駄な調査であって、国税局の職員の業績にはなりませんね。そのお金を税務調査が入る前に、知り合いに一時的に預けて置いたら、突き止められることもないはずです。
一般のサラリーマンであれば、いくらがんばってもそんなに蓄財できないのですから、国税局が狙うのは会社経営者やアパート経営者のような富裕層なんでしょう。
不動産を購入することで相続税を安くする方法が世間一般に知られているそうです。資産価値が下がるリスクが高いのでおすすめしませんとのことです。しかし、相続税対策ではなく、単純に家賃収入を得るというビジネスとしてなら問題はないと思います。
なんでもかんでも税金のことだけを考えていると、何もしない方がいいということになります。おかしな考えです。