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あとは2石のみ [危険物取扱者乙種4類(乙4)]



性状に関してですが、最低限覚えておけばいいことをまとめておきます。私が苦手なところ、まだしっかり覚えていないところだけです。参考書によっては、細かい数字を全部覚えろと書いてありますが、私には無理です。過去問で問われたところだけで十分でしょう。

まずは「特殊引火物」について。

ジエチルエーテル 
 引火点は-45℃(最低)、沸点は35℃
 燃焼範囲は1.9から36vol%
 空気と日光で酸化され、過酸化物が発生
 
二硫化炭素
 日光で黄変
 発火点は90℃
 燃焼範囲は1.3から50%
 水没貯蔵法(非水溶性、水より重い)

アセトアルデヒド
 沸点は21℃(最低)
 範囲は4.0から60vol%
 空気+加圧で過酸化物
 熱と光で分解 メタンと一酸化炭素

酸化プロピレン
 エーテル臭
 不活性ガス封入
 重合で発熱

お次は「第1石油類」について。

ベンゼン
 凝固点(融点)5.5℃なので、冬に凍ることもある

アセトン
 水に溶ける
 刺激臭

エチルメチルケトン
 直射日光を避けて、風通しの良いところで貯蔵

酢酸エチル
 水より軽い
 無色 果実臭

最後は「第2石油類」です。

灯油
 引火点は40℃以上
 発火点は約220℃

軽油
 引火点は45℃以上
 発火点は約220℃
 第1類危険物に触れたり、酸化剤(第6類危険物)を混合すると発火の危険
 
キシレン
 無色
 芳香族特有のにおい
 3種の異性体(オルトキシレン、メタキシレン、パラキシレン) 
 水には溶けない

クロロベンゼン
 無色
 臭気
 空気より重い

ブタノール
 発酵した臭い
 水に少し溶ける
 水より軽い
 燃焼により有毒ガス発生
 
酢酸
 無色
 強い腐食性がある有機酸
 17℃以下(15~16℃)で氷状に結晶(氷酢酸)
 青い炎を上げて燃焼し、二酸化炭素と水を発生

アクリル酸
 重合熱が大きい
 凝固させないで保管(重合や引火の危険性あり)
 容器は、ガラス、ステンレス鋼、アルミニウム、ポリエチレンで被覆されたものを使用
 


ついでに、「法令」に関してのまとめ。

保安距離が必要
 製造所
 屋内貯蔵所
 屋外貯蔵所
 屋外タンク貯蔵所
 一般取扱所
(不要なのは、他のタンク貯蔵所、給油取扱所、販売取扱所、他用途のビル内の屋内貯蔵所)

保有空地が必要
 保安距離が必要なところ+屋外の簡易タンク貯蔵所

避雷設備が必要
 指定数量の10倍以上
  製造所
  屋内貯蔵所
  屋外タンク貯蔵所
  一般取扱所
 必ず
  移送取扱所

予防規程が必要
 すべて
  給油取扱所
  移送取扱所
 指定数量で異なる
  製造所
  屋内貯蔵所
  屋外貯蔵所
  一般取扱所

定期検査不要
 屋内タンク貯蔵所
 簡易タンク貯蔵所
 販売取扱所


定期検査必要
 すべて
  地下タンク貯蔵所
  移動タンク貯蔵所
  移送取扱所
  給油取扱所(地下タンクあり)
 指定数量による
  製造所(地下タンクあり)
  屋内貯蔵所
  屋外貯蔵所
  屋外タンク貯蔵所
  一般取扱所

定期保安検査が必要

(特定)屋外タンク貯蔵所
(特定)移送取扱所 15㎞以上

危険物保安統括管理者の選任が必要
 指定数量の3000倍以上(100以上は保安員)
製造所
一般取扱所
 必ず
  移送取扱所

移動タンク貯蔵所の漏れの定期点検
 5年に1度 記録は10年保存
 他は、1年に1度、3年保存


リストを作ってみてパターンが見えました。

だいたいどこにもはまるのが製造所、一般取扱所、屋内貯蔵所、屋外貯蔵所の4つ。

屋外タンク貯蔵所も予防規程以外はだいたい当てはまります。

一方、屋内タンク貯蔵所は全部不要です。

移送取扱所(パイプライン)は、保安距離と保有空地以外はみな必要です(保安距離と保有空地が不要なのは、常識でわかりますけど)。


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