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ストレス管理、セルフケアを身につけよう #早稲田メンタルクリニック #精神科医 #益田裕介 [健康・メンタルヘルス]



昨年私が取得したメンタルヘルス・マネジメント検定のIII種でも学習した内容です。ストレスコーピングには大きく分けて2種類あります。

1)対症療法的な治療
2)原因に直接アプローチする根本的な治療

世間では、前者ばかり注目され、それがビジネスに利用され、消費者がカモられています。樺沢先生の唱えるお経「睡眠、運動、朝散歩」はお金がかからないので積極的に取り入れるべきですが、安眠枕とか、ヤクルト1000とか、あんなものに効き目があるわけじないじゃないですか。

人間が感じる“幸せの正体”を徹底解説。精神科医が教える「3つの幸福物質」の出し方|新R25 - シゴトも人生も、もっと楽しもう。

そんなものより、人間関係を改善してオキシトシンやセロトニンを分泌させたり、小さな目標でもいいから達成してドーパミン的幸福感を味わったりするほうが、ストレス解消に効果的です。自分自身の認知の歪みを正すために、精神医学や哲学などの知識を身につけるのも不可欠です。

以上のような属人的な問題を解決するだけではなく、システムの問題の改善を図る対策を講じることも必要です。職場の労働環境がおかしい場合は、自分がそこに合わせる必要があるのかどうか疑わなければいけません。冷静に考えてみて、職場環境の方がおかしいという場合は、その問題に対応する機関に助けを求めるのです。自分が悪いという発想だけでは改善しないことも多いのですが、たいてい真面目な人は自分が苦しい時は、自分が悪いと思い込んでしまいがちです。実際は、自分以外のものに原因があることが多いものです。

益田先生が最近話すようになった日本人の「人権意識の低さ」も「生きづらさ」の根本的な原因の一つであることは間違いありません。



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