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ないかもしれませんけど、あるかもしれません [司法書士]

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午前中、次男と一緒にクルマでさいたま地方法務局まで行って、司法書士試験の受験申込書をもらってきました。建物は4階建てです。駐車場には、ちょっと高級そうなクルマも停まっていました。弁護士さんのクルマかもしれません。いや、経営者かな。それとも、司法書士? スクーターでやってきた東南アジア系の外国人もいましたが、帰化申請でしょうか。

黄色の入口からホールに入ると、建物の案内図がありました。総務課は4階であることを確認しましたが、そこにずらりと並んだ文字を見て心が踊りました。供託とか筆界特定という言葉を見てワクワクするのは変態かもしれませんが、こんなふうにアドレナリンが出るのは久しぶりです。

エレベーターで4階に上がり総務課に向かうと、通路の途中に会議用のその長いテーブルが設置されており、そこに箱が3つ置かれており、受験案内と、緑色の受験申請書と、試験会場の案内図が入っていました。それらを受け取ったあと、エレベーターの中で「法務局の常連客になりたいものだね」などと軽口を叩きながら、帰路につきました。

受験申請書は郵送でも交付してもらえますが、あえて息子を法務局に連れて行くことは、本気度を高めるのに役立つはずです。リアルな感じって、やっぱり大事ですよ。




司法書士の勉強の話ですが、いまは松本先生のリアリスティックの記述式の基礎編の冒頭をやっているところです。7問目の途中です。この本をやっていて思ったのは、記述式の学習は、数学の勉強に似ているということです。先日は文学研究に似ていると書いたのですが、今回は数学だと感じました。数学も文学も実は底でつながっているんですけどね。数学に似ているというのは、与えられた問題の解答を導き出す過程が論理的だという意味です。その論理を見つけるのには、一定の公式を覚えておく必要があります。そのうえで、覚えた公式を状況に正しく当てはめるという作業をするわけですが、どの公式が当てはまるのか、ということも瞬時に判断しなければいけません。また、使える可能性のある公式も複数あるわけで、それらを取捨選択し、自在に組み合わせるという思考回路も必要になります。また、ひっかけポイントもあるので、そういう陥穽を回避する技術や直感も必要です。その直感は経験を経て身につくものかもしれません。見たこともないし、テキストには一切書かれていないことも直感で判断しなければいけないので、これはある程度学習が進んだ人にしかできない技なんだろうなと思います。昨日から今日にかけて、このようなことが見えてきました。

このあと、択一の問題の勉強や、テキストの説明を読み直したら、見えてくる景色がもっと大きく変わってくるのでしょう。何度もテキストを回すだけ、過去問を回すだけ、ではない方向からの勉強も重要ですね。問題を成立させている土台や背景を丁寧に観察できる心の余裕が生まれたら、この勝負は勝てそうです。まだ、ぜんぜんそんなところまでたどり着けませんけどね。少なくともあと1年はかかりそうです。

実は、受験申請書は次男の分だけではなく、私の分と併せて2通もらってきました。もしかしたら、私の心境の変化があるかもしれないからです。ないかもしれませんけど、あるかもしれませんので。









https://youtube.com/shorts/hgXT6QhDEME?si=Uevbc2epn4Dv3_Hi


頭が良いですね。私も覚えておいて、使える機会があったら、真似してみよう。




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