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「教員免許更新制度」 [資格・学び]

「教員免許更新制度」こんなに評判悪い~高いし講習会場が少ないし…(田中 圭太郎) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

教員の中で、「教員免許更新制度」を高く評価している人はただの一人もいないだろう。この制度は頭の悪い役人が考えた、無駄と不備の塊である。

「教員免許更新制度」の導入が検討されたのは自民党政権時。その後、民主党政権が誕生し、反故になることが期待されたが、「暗黒の圧力」がかかって、施行されてしまった。

結局、この制度のせいで、私の教員免許も失効してしまった。私たちは多額の授業料と時間を費やして手に入れた教員免許を、野蛮な山賊(文科省の役人と自民党の議員)にタダでむしり取られたのである。

免許を更新するためには、数十日も研修に通い、10万円近くの出費になる。運転免許書だって、そんなに手間はかからない。おそらく医療免許の更新もそうだろう。これは明らかに、文科省の官僚たちによる利権作りでしかないのは明らかだ。

ただちにこの制度を廃止して、失効した免許を全員に返還すべきである。それにかかる費用は、この制度を通した自民党の当時の議員と当時の官僚が自腹で負担したらいい。もし返還しないというのなら、彼らは税金泥棒なだけではなく、正真正銘の泥棒として認定し、牢獄にぶち込んでやりたい。

世の中には、教員は研修をすれば教育力が向上すると考えているバカがいる。教師の教え方がうまくなるのは、研修を通してではなく、現場で子どもたちと直接触れ合う時間を多く作ることを通してである。あまりにアタリマエのことだが、労多くして功の少ない研修を通じて、生徒たちと触れ合う時間を教員から奪い取り、無駄な書類仕事を増やすことで、教育力を下げているのだから、まさに犯罪である。

すべての日本の国民にとって害悪でしかない文科省はすぐさま解体したほうがいい。

もちろん、それによって他の省庁の権力が増大したり、自民党の国会議員とズブズブの関係である経団連の言いなりになってしまったとしたら、日本は破滅である。それもまたよし。