SSブログ

乳製品抜き食生活について [食べ物・料理]

専門家が解説!「乳製品抜き食生活」で起こりうる体の変化9 (コスモポリタン)

日本人は、白人とは異なり、乳糖を分解する酵素が少ない。そのため牛乳を飲むとお腹を壊す大人が多い。私もそのうちの一人である。牛乳を飲んでも、お腹を壊さない人は子供のまま成長が止まっており、日本人のほうが進化しているなどと皮肉を言う人もいる。

とはいうものの、白人の中にも、ラクターゼという消化酵素が少なくて乳糖を分解できない「乳糖不耐症」に悩む人がいるそうだ。そういう人は無理に、タンパク質やカルシウムを摂取するためにと言って、牛乳を飲む必要はないのかもしれない。

この記事によると、牛乳を断つことによって、良い効果もあるが、悪い効果もあるという。良い方は、腹部膨満感や頭痛が解消され、気分が落ち着き、肌の調子も改善するという効果である。腹部膨満感の解消は、私の場合は如実に出るが、頭痛の解消や精神的安定や肌の調子の改善は、実感したことはない。一方、悪い効果としては、タンパク質やその他の栄養素が不足して、元気がなくなったり、免疫力が低下するということもあるそうだ。一説によると、タンパク質は、肉や豆腐をいくらたくさん食べても、規定量に達することはなかなかないのだそうだ。タンパク質を摂取するために、肉を大量に食べれば、脂肪を摂りすぎてまう。それを補うために牛乳を飲用するのは良いことだろう。

食べ物というのは、良い影響を与えることもあるし、悪い影響を与えることもある。牛乳は、誰もが体にいいと思いこんでいるところがあるが、事実、悪い効果も見逃せない。いろんな食べ物を少量ずつ摂取して、リスクを分散するというのが、できるだけ健康でいられるための無難な戦略なのかもしれない。

余談になるが、ビジネスの世界では、「選択と集中」は良いものという思い込みが浸透しているが、それこそ、人間にとって、きわめてリスキーなことなのだと思う。


共通テーマ:グルメ・料理