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阿佐ヶ谷姉妹の「共生」と読書感想文の書き方 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

数週間前に突然、このブログのアクセス数が10倍になり、驚いていましたが、また元に戻りました。どこかで何かの記事が取り上げられ、「炎上」していたのかもしれません。Twitterとは違って、コメント欄を閉じたブログの場合は、そういうノイズは一切耳に入ってこないので、どうでもいいですけどね。アクセス数が増えようが減ろうが、広告費は一切受け取っていないので、まったく関係ありません。今後も、誰かに忖度することなく、書きたいことを書き、取り上げたいことを取り上げていきます。

40代未婚、六畳一間でふたり暮らし。お笑いコンビ「阿佐ヶ谷姉妹」が語る新しい共生のカタチ

「共生」でもっとも大切なことは、エリコさんのおっしゃるとおり「自分の"当たり前"は、他のもう1人の方の"当たり前"でないってちゃんと認識しておくこと」ですね。

インタビュアーの人の以下の言葉に何かインスピレーションを受けたような気がしました。

これまでの「血縁」や「地縁」だけにとらわれず、もっと多様で自由な共同体が増えるといいですよね。みんなのお世話が得意な人が子育てや介護をして、働くのが得意な人にしっかり稼いでもらうのも良さそうです。


かつての貧しい日本は、そういう働き方をしていたはずですから、年々貧しくなっていく日本は江戸時代の生活に戻っていくのでしょうね。

「共生」が広まっていけば、大多数の人たちはお金を稼ぐことを目的に生きる必要がなくなります。本来我々は現代生活の豊かさを享受するためにお金の助けを借りているのですが、実際のところ、お金の奴隷になっているような気がします。お金を稼ぐために生かされているのですから。人生を豊かにするために稼ぐのではなく、稼がないと生きられないというか、お金を稼ぐとプラスになるというか、お金がないとマイナスになってしまうゆえに、仕方なく働かされているのですから。

お金を介在せずに、物と物、サービスとサービスの交換をベースに暮らすことができれば、国家に税金を支払う必要がなくなります。人間関係の構築・維持にお金を媒介させない方法は、国家の財政に危機をもたらすかもしれませんが、外交的には得をする国になれるかもしれません。資源もない貧乏な国なんか外国が攻めてくることもないでしょうから、軍事費も減り、かえってお気楽に暮らせるに違いありません。北朝鮮なんか、何もない国ですから、あんなところを攻めこむ国はありません。北朝鮮の為政者が外国に侵略される驚異や不安を感じていること自体が理解できないことです。日本もそれと同じです。わざわざアメリカに対抗して、核兵器なんか持つ必要すらないのです。北朝鮮の人間を自分の国の民にしても、雇用の問題やら、税金・社会保障の問題もありますので、かえって迷惑ですからね。相手にしませんよ。貧乏すぎて、相手にされなければ、好きなように生きていけます。日本は経済的に豊かであったからこそ、アメリカの収奪システムの中に取り込まれているのです。彼らにむしり取られるほどのお金がなければ、彼らも日本を相手にしませんよ。

【読書感想文の書き方】プロ編集者が構成例から書き出しのコツまで全部伝授

読書感想文は、夏休みの子供の宿題の定番で、子供のいる家庭では毎年のように親が苦労させられる宿題です。なぜ親が苦労する原因は、教師が子供に感想文の書き方を教えないからです。

書き方で重要な点を私なりに説明すると、まず、適切な「あらすじ」を作ることです。「あらすじ」は、最初から最後まで平板に説明してはいけません。単純に、どういう物語なのかを、1文で書いてみるところから始めた方がよいでしょう。たとえば、仲間はずれにされていた主人公の少年が、ある事件をきっかけに、仲間との友情関係を復活する話とか。

次に、もっとも印象に残ったシーンを取り上げて説明し、「それで思い出したこと」をしたためていくのです。読書感想文は「感想」を書くものなので、論文のように小説の構造分析をするものではありません。

「それで思い出したこと」の中には、主人公を自分に置き換えるというものもあります。ただ、それが苦手な子供が多いのです。だいたい子供は、大人と違って、経験が少ないですから、自分の記憶を思い出そうにも、思い出す材料がありません。

その問題を克服するには、誰かの助けを借りることが必要です。身近な人たち、たとえば家族や友人に、物語のあらすじを説明し、同じような経験をした人がいないか、そこから思い出せることはないか、インタビューするのです。その話をまとめて、自分の感想を足し、読者が共感できるような文章になれば、読む価値のある物になるはずです。

読書感想文コンクールの選考委員の気持ちになればわかりますが、子供が取り上げる小説なんて暗唱できるくらい知っているはずです。そういう人たちにあらすじを丁寧に説明するのは愚の骨頂です。彼らが読みたいのは、「その小説を読んで、あなたはどう思ったか」や「その結果、あなたの考えはどのように変わったか」や「あなた自身やあなたの身の回りの人たちの興味深いリアルな経験談」だけです。

子供に読書感想文を書かせることの効果は、相手の立場になってものを考える能力だけではなく、自分を客観視する能力の涵養もあります。必ずしも、小説の主人公に共感し、もし自分が主人公だったらを考えることだけが求められているのではありません。

ちなみに、私は以前、長男の読書感想文の手伝いをして、賞をもらったこともあります。

コラム:中国がトランプ貿易戦争に勝利する理由 | ロイター

日本では、米中貿易戦争の勝利者はアメリカだと信じている人が多いようですが、実際はそうではないでしょう。ともに敗者になるはずです。日本は漁夫の利を得られればいいのですが、そううまくはいかないようです。

世界でバカにされる日本人|世界のどこでも生きられる|May_Roma|cakes(ケイクス)

世界標準から離れていることを揶揄するために「ガラパゴス」という表現がいっときよく使われていましたが、最近はめっきり使われなくなりました。実際のところ、ガラパゴス諸島は多様性に満ちているので、日本を「ガラパゴス」にたとえるのは、ガラパゴス諸島に失礼かもしれません。

外国旅行を嗜む友人の話によると、日本人は外国人から尊敬されているというよりも、呆れられているというか、ほとんど関心を持たれていないように感じられるそうです。日本はもはや「終わった国」なのです。経済的にも産業的にも中国に主役の座を奪われてしまったし、政治的には日本はアメリカの意のままになっているヘタレな属国でしかありませんし、ウリなんてほとんどなにもありません。「老婆の屍」を晒す観光業が盛り上がっているからと言って、世界に注目されていると考えるのは愚かなことです。

昔は海外旅行をすると、日本のテレビCMや工業製品(クルマや音響機材)はすごいと言われることがありました。いまは確かに魅力的なものは何もないのですね。教育は劣化しているし、国家の社会保障制度はますます貧相になっていくし、国民の借金は恐ろしく膨大なものになっているし、自然災害にたびたび襲われているのにもかかわらず、いつまでも予防対策ができないでいるし、そんなさなかに無駄にお金をかけて真夏の東京でオリンピックをやろうとしているし、日本人はまさに狂気的な人たちだと思われているのでしょう。