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ネガティヴ・ドライブ [クルマ]

渋滞や交通違反で罰金 7割のドライバーが「ネガドライブ」を経験 - ライブドアニュース

「ネガティヴ・ドライブ」とは、運転中に嫌な気持ちになってしまうことを指すらしい。確かに渋滞にハマったり、頭のおかしいドライバーに危険な目に遭わされたり、交通警察隊による不当な取締りの被害に遭ってしまったり、壮絶な事故現場に遭遇してしまったりすると、運転するのが嫌になることはある。

そういう精神状態に陥ることを避けるための方法を考えることは無意味なことではないだろう。クルマに、それを避ける機能を付加するのもいい。渋滞や事故現場の回避は今でもできているが、もう少し技術が進歩すれば、危険運転を即座にやめさせることもできるようになるかもしれない。

しかし、警察の取締りだけは、技術的な問題と言うよりも、利権的な問題で、回避するのはむずかしい。警察の方はわかりやすい取締りではなく、ドライバーから見えないところにこっそりと潜んで、ネズミ取り避けのレーダーに反応しない技術を使って、意地汚いステルス取り締まりをしている。このような警察側の安全に関する考え方や、危険回避の対応の仕方は、完全に間違っていると思う。

ドライバーや住民の安全を守るというのなら、警察はレーダーにしっかり反応する電波を使って、ドライバーに警告すればいい。そうすれば、ドライバーは確実に速度を落とす。わざわざ制限速度を低く設定しておいて(50km/hくらい出しても良さそうに思える道で、40km/hに制限するようなこと!)、善良なドライバーに速度を出させて取り締まり、違反ドライバーに仕立て上げ、法外な罰金を科すのだから、彼らは違反ドライバーの危険をまったく防いでくれていない。むしろ危険にさらしているのである。圧倒的多数の善良な一般市民にとって、警察こそが回避すべきリスクそのものなのである。

速度違反をしたドライバーも一般市民なのだから、違反ドライバーを含め、一般市民の命を危険から本気で守りたいのであれば、軽微な違反を見つけてから罰を与えるのではなく、違反させないようにするのが重要だ。そんなみっともない取締りなんかしている暇があったら、警察官は道路の真ん中の目立つところに立っていてほしい。日本には交番がそこかしこにあるから、治安が守られているという説があるが、それと同じことだ。

警察官も市民だという反論があるかもしれない。しかし、殺傷能力のある拳銃を腰に携えているのだから、彼らは一般市民とはまったく違うカテゴリーに存在する。彼らはわれわれの仲間ではない。

いずれにせよ、ネガティヴな気分にさせるものを排除し、誰もが暮らしやすい社会になることを私は心から願っている。

《自民党総裁選》安倍首相の党員票が伸び悩む 自民幹部「地方の反乱だ」

第2次安倍政権誕生以降、地方がますます疲弊していることを、東京に住んでいる人たちは知らない。いや、知らないというというより、見て見ぬふりをしている。「ふるさと納税」は、税収の確保に競争原理を導入することで、地方の経済を活性化させようという主旨らしい。しかし、そもそも競争できるウリが何もない地方が、そのような弱肉強食の競争にさらされたら、ますます疲弊してしまい、活性化どころではない。競争原理を無批判に信奉する安倍政権は、弱者を救う対策をまったく講じていない。

石破さんの大善戦という自民党総裁選の結果は、強者ばかりが潤って、弱者である地方が疲弊し、消滅していく状態を放置することが不可能になったことを表しているのではないかと思う。安倍政権は、ようやくレームダックになったということである。安倍の目指す筋違いな「憲法改正」も無理だろうな。



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