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抜け感 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

なぜ若者は「野党嫌い」か? 政治学者・野口雅弘氏が分析|日刊ゲンダイDIGITAL

対立を嫌う人は、何も生み出さない。対立を拒絶することは、社会の進歩を阻害する要因にしかならない。社会は進歩を希求するがゆえに民主主義を選択した。その民主主義は対立をベースにしているシステムだ。ゆえに、対立を拒否すれば、民主主義の土台は崩壊し、昔ながらの王政やヒトラーらの全体主義に陥る。そのような歴史観がない現代日本人は、自らが洗脳教育をされている事実に気づく能力を失っている。

ミシェル・フーコーのような現代思想家の哲学書を読めば、我々が「権力の緻密な網の目」の中にしっかりと組み込まれていることを知ることができる。しかし、「ツッパリ」を出そうとして「つっぱり」と入力すると、優先的に「突っ張り棒」に変換される時代においては、「権力」がより抜け感(透明感)を増している。特に、そこに気づかない若者は、そうとうに抜けている。若者自体が存在感を失っている。対立をベースとした民主主義に拒否感を懐き、同調圧力に屈することを好む若者は、いてもいなくてもよい存在になっている。

「トランプに皮肉」と話題の村上春樹が過去にはもっと本気のトランプ批判! 安倍の歴史修正主義にも言及|LITERA/リテラ

トランプは、いわば「負動産王」だ。人々の負の感情を操作する(負を動かす)ことで自分の財産を産む名人だ。