ドアーズ第二弾

この曲は知りませんでした。



こちらさんは、本物ではありませんけどね。



本物はこちら。



















学生時代に大好きだった曲です。改めて聞き直してみると、現代のポップミュージックは、この時代の音楽よりもかなり後退している気がします。



ドアーズというバンド名はバンドは、ウィリアム・ブレイクの詩から取ったものであることはよく知られています。私もジム・モリスンについて書かれた本を数冊持っていますし、もちろん読みました。

ブレイクの詩もたくさん読みましたが、「知覚の扉」に出合ったことがありません。そこまで時間をかけて調べたわけではありませんが、どういう趣旨のバンドか、音楽を聴けば分かります。

ジム・モリスンがステージの上で踊るシャーマンダンスと野太い唸り声と叫び声。ギターやドラムが奏でる大地の唸り声を思わせるような低音。レイ・マンザレクの幻覚的かつ呪術的なオルガンの響き。すべてが一体となって、この世とあの世をつなぐ「知覚の扉」を作り出しているのです。若い頃に、私はそういう世界観に強く惹かれました。残念ながら、当時も今もこういうことがわかってくれる人は皆無に近いです。