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妻のトリセツ? [雑感・日記・趣味・カルチャー]

明日から仕事が始まるので、いろんな書類を整理したり、廃棄したり、作ったり、もう大変です。同時に今晩の食事の支度をしたり、明日の弁当の準備をしたり、私の苦手なマルチタスクをせざるをえません。

妻のトリセツが説く脳の性差 東大准教授は「根拠薄い」(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

世界中に科学を装ったエセ科学が蔓延しているので、両者の線引きは素人には難しいですね。科学者も自分の研究がエセ科学だと気づかないこともよくあるようです。我々素人が疑似科学にだまされないようにするためには、どういう調査研究をベースにしているのか、研究者がどういう機関に所属し、どういう組織から補助金を受けて研究しているのか、それは反証可能な研究なのか、他の研究者はどう見ているのかなどを多面的に見て、その上で、信頼できると思えないものは、信じないようにするしかないですね。そうすると、たいていのものは、信じられないのですけど。

男と女は、言動が違うのは実感としてわかります。しかし、男女間に特徴的な言動の差があることもありますし、そうではないこともあります。人間というのはそういう生き物です。どんなことでも脳の問題に還元してしまう唯脳論がかつて流行りましたが(養老孟司さんはそんなことは言っていなかったはずです!)、人間は脳みそだけでできているわけではないというあまりに基本的なことも理解しておくべきです。社会環境や伝統・慣習など、さまざまな影響を受けて、人格や性格が構成され、言動のパターンが作られているのです。男女間のトラブルは、すべて脳が違うので諦めろと、脳をスケープゴートにして、話を簡単にしたい気持ちはわかります。しかし、どんなことにでも当てはまりますが、そんなに話は簡単ではないのですよ。