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弓の性能 [音楽・楽器]



弓の性能は、弓の腰にあるというお話。バイオリニストの弓の練習の肝は、3通りの速度と3通りの強さ、つまり9通りの音を意識的に使い分けられるようになること。したがって、腰のない弓を使っている場合、速さは使い分けられても、強さはほとんど変えらず、練習にはならなりません。いくら名人でも、腰の強さはカバーできません。弘法でさえも筆を選ぶということです。高額な弓でも腰のないものは多くあるので気をつける必要があるそうです。また、音の感情表現は他の音との対比で作り出すものなので、単純に言えば、大きな音が出る弓が良い弓ということです。佐々木さんは八丈島出身で筑波大学物理学科(自然学類)中退。説明がどこか理系っぽいのはそういうわけなんですね。







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