SSブログ

「三が日にやってはいけないこと」だと?! [雑感・日記・趣味・カルチャー]

三が日にはやってはいけないことがあるというウェブ記事を読みました。バカみたいです。以下のようなことが書いてありました。

掃除をしてはいけない。
包丁を使ってはいけない。
お金を使ってはいけない。
喧嘩をしてはいけない。

喧嘩をしてはいけないというのは、わかります。新年早々、誰だって嫌な気分にはなりたくないですからね。それに、ふだんから喧嘩はしてはいけないものでしょう。それ以外は、パーフェクトに荒唐無稽です。

掃除をするのが禁忌であるいう理由は、せっかくやってきてくれた歳神さまを追い出すことになるからだそうです。しかしながら、我々は何かしら毎日掃除をせざるを得ません。私は朝っぱらからトイレ掃除をし、夕方には、風呂場と洗面台の掃除もしました。天気が良かったので、隣人は車を洗っていましたよ。

包丁を使うと、縁を切ることに通ずるので縁起が悪いそうですが、それでは料理をすることもできません。真空パックに入ったものも使えないというわけですか。それに、包丁がだめなら、カッターやハサミならいいのでしょうか。

お金を使ってはいけないというのも現代人の生活には合っていません。おせち料理だけで3日過ごすことなど不可能ですから、我が家ではすでに家人はスーパーに行って夕食を買ってきています。うちはまだ行っていないですが、初詣に行けば行ったで、お賽銭を入れたり、お守りや御札を買ったり、コンビニに立ち寄って飲み物を買ったりするものです。私は買いませんが、三が日中に販売される福袋を楽しみにしている人もいます。そういう人に福袋も買ってはいけないと言うべきなのでしょうか。

ほんとうに、言っていることがめちゃくちゃです。聖書に書かれていることを忠実に守ろうとする「エホバの証人」のような原理主義者に思えます。こういうインチキなことを言う人は信用しないほうがいいでしょう。

余談ですが、神社にお参りするときの作法である「二礼二拍手一礼」もインチキです。あんなものは20年くらい前に占い師の細木数子がテレビ番組で広めたものです。私の子供の頃は、そんなことを言う人はただの一人もいませんでした。落語を聞いていればわかりますが、ふつうは二礼すらせず、パンパンと手を叩いてそのままお願いをするだけです。

そもそも初詣さえも古来からある伝統ではなく、成田山新勝寺と京成電鉄がビジネスのために始めたものだと聞いたことがあります。真偽の程は定かではありませんが、だいたいそんなものでしょう。江戸時代には、神棚の榊を替えて、供え物をし、手を合わせて、家族の健康を祈願するだけで終わりだったようです。どこかの神社やお寺に行くなんていうのは、お祭りのときくらいなものだったはずです。

前にも書きましたが、10円や100円で、神様がお願いを聞いてくれるなんて、ずいぶん虫のいい話です。私が神様なら、1億円くらい賽銭箱に気前よく放り込んでくれないと、願い事など叶えてやりませんね。

掃除といえば、先ほどYouTubeの登録チャンネルを減らしました。あれもこれもと登録していたら50くらいになってしまって、とうてい見きれなくなったので、思い切って7つに減らしました。