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安物のペルナンブコの弓を注文 [音楽・楽器]

バイオリンの音がかすれたり、変な音が出るのは、私の技量の問題でもありますが、その原因の主要な部分は弓の毛の劣化かもしれないということに気づきました。

11月下旬にヤフオクで落札したときに、すでに毛に親指が当たる部分が黒ずんでいましたから、ずいぶん長いこと毛替え(rehair)をしていなかったようです。一度アルコールで松脂をふき取ったのですが、それでもまた調子が悪くなったので、今回は固形石鹸を使って洗ってみました。その後松脂を適度に付けて演奏すると、再び良い音が出るようになりました。しかし、この状態がいつまでも保てる気がしないので、いずれ近いうちに毛替えをすることにします。バイオリンショップに持っていくのもいいのですが、安くても5000円くらいかかるし、まだ始めて1ヶ月の初心者のオジサンですから、恥ずかしすぎるので、ひとまず自分でやってみることにしました。

貧乏人が困ったときの救世主はアリエクスプレスです。モンゴル産の馬の毛が2束で344円でございます。自分でうまくできるようになったら、毛だけ大量注文してもいいですね。楔の部分はSPF材のような柔らかい木材を加工して使うつもりです。そういうDIY作業はお手の物です。

2 ハンク 32 インチモンゴルバイオリン/ビオラ弓毛毛白

バイオリニストは基本的にはお金持ちなので数ヶ月に一度1万円くらい出して交換してもらっているようですが、貧乏人にはとうてい無理です。

とはいうものの比較対象がほしいので、これまたアリエクスプレスで4/4 ペルナンブコバイオリン弓 MELLOR プロ P30なる弓を注文しました。本来の価格は20,411円ですが、半額の10,206円から1,104円引きになっています。

アマゾンでは、MELLOR P20というものが12,000円で販売されています。コスパが良いというレビューがありました。アリエクスプレスのP-30のレビューも悪くないので、結局安い方を選びました。3000円の差は大きいです。安いといえども、アリエクスプレスで販売されているものの方が高級なようです。

アマゾンで売られているP-20の弓の材に関して「 4つ星IPE木製竿でブラジルウッドより強度高い」と書かれています。弓自体のレベルはプロ用(Professional)ですが(一番上はSolo)、馬の毛は三段階の真ん中の「良質」(Fine)です。先端はサルトリ型です。

一方、アリエクスプレスのP-30はペルナンブコ材です。木材のレベルは上から2番目のProfessional。毛のランクは三段階の一番上のPremiumです。先端はペカット型です。DHLで配送されるので、1週間ちょっとで届く予定です。

弓に使われる木材の中心部分がペルナンブコと呼ばれ、外側がブラジルウッドと呼ばれているだけだそうです。特にど真ん中が高級な弓になるそうなので、私らが買えるようなペルナンブコは100%端っこの方であって、本来はブラジルウッドと呼ばれるべきものでしょう。IPE(イペ)材は、ブラジルウッドとは別の木だそうです。



良質IPE木製 バイオリン弓 violin bow フェルナンブコ Pernambuco性能 MELLOR P20

良質IPE木製 バイオリン弓 violin bow フェルナンブコ Pernambuco性能 MELLOR P20

  • 出版社/メーカー: SUZHOU TONEMAKER MUSICAL INSTRUMENT CO.,LTD.
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持っている弓が1本というのも心許ないので、いずれもう1本購入しようと思っていたのですが、こういうのは勢いがないと買えないですね。カーボンファイバーのものもいずれ試してみたいと思っています。

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