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バイオリンのコツが少しずつ分かってきました [音楽・楽器]

バイオリンを学び始めてまだ1ヶ月ですが、だんだんコツが分かってきました。習うより慣れろですね。

きれいな音を出すには、バイオリン本体の品質が高いことは当然ですが、弓そのものの品質と運弓と弓の毛の鮮度が重要なようです。最初のうちは、どうあがいても気持ちの悪い音しか出ず、どうしたものかと思案しました。先生が横にいて、原因を特定してくれれば、安心して練習できたはずですが、あいにくそういう先生は身近にはいません。独学が好きな私は、その問題を解決するためにYouTubeのレッスン動画をたくさん見て研究しました。

結局のところ、私の弓の使い方と弓の毛に問題があったことがわかりました。弓の使い方は、弓を何千回と動かしているうちに覚えていくものなので、1ヶ月も練習しているのに、良い音が出せないというのであれば、技量の問題ではないようです。いつまでも音がかすれ続けているのであれば、むしろ弓の毛の劣化や松脂の付け方に問題があると考えるべきです。

私は一度、弓の毛をアルコールで拭き取って、松脂を付け直したところ、きれいな音が出るようになって喜びました。しかし、ぬか喜びだったようで、すぐにまたざらついた音に戻りました。いくら弓の持ち方をかえても、盛りのついた猫の声のような音しか出ませんでした。こうなったら弓がだめになってもいいやと自暴自棄になって、毛を石鹸で洗ってみました。髪の毛を石鹸で洗った後、手で触ってみるとキュッキュとしますが、あんな感じになりました。摩擦係数が上がったわけです。おかげで、軽く松脂をつけるだけで、いい音が出るようになりました。

YouTubeでチュートリアルを作っていらっしゃる講師の方たちが異口同音にバイオリン本体が重要なのは当たり前ですが、同様に弓も重要ですとおっしゃっていることが実感としてわかりました。弓の価格は、バイオリン本体の価格の3分の1のものを選べということが言われていますが、それは購入価格の目安というよりも、弓もまた楽器として考えるべきだという意味なのでしょう。弓は大事です。



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