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スポーツの試合やなんかで、自分では大した活躍もしてもいないくせに [雑感・日記・趣味・カルチャー]

スポーツの試合やなんかで、自分では大した活躍もしてもいないくせに、チームの他の誰かがミスをすると、「お前のせいで負けた」とか偉そうに言う、心の狭い人がいます。子供の頃、そういうクズ野郎のチームメイトとよく口喧嘩をしていました。

たしかに、私は運動能力が低く、サッカーやバスケットボールやバレーボールなどでは、チームの足を引っ張ることが多かった気がします。いまだにボールを使う競技や、チームスポーツは大の苦手です。しかしですよ、可能性としては、私がミスを犯しても、試合に勝つこともあったはずです。私を批判する野郎も、私のミスをカバーできないほどの無能な奴らの一人だったわけですから、私と同罪です。

試合に勝ったときは、「お前が何もしなかったから勝てたんだ」とも、「お前が足を引っ張らなかったから勝てたんだ」とも言われることもないのも、論理的整合性がありません。私がそこに存在していたおかげで勝てたかもしれないのです。そもそも、私が足を引っ張ったかどうかは、その人の主観に近いものです。また、私を避難することで、その人が活躍をしたことが証明されるわけでもありません。神の視点から試合全体を総合的に判断するような資格すらないはずです。だからこそ、「何を偉そうに」と子供の頃私はいつも思っていました。

いまだに、世間にはそういう意地の悪い人がいます。私のそばにもいるので、いつもピリピリして暮らしています。私自身は他人の失敗には寛容なほうです。学生がヘマをしてもたいていは許します。「人間だもの、失敗するのも仕方がないよね」と笑って済まします。

自分の失敗には甘いくせに、他人の失敗にはことさら厳しく、しかも、なんでも他人のせいにするような人は、人間のクズだと思います。彼らは自分が活躍できなかったことや、自分の無能さを直視したくないために、つまり自分自身を守るために、他人をバカにするのでしょう。世の中には、老若男女を問わず、そういう悪質な人がたくさんいます。私の単なる偏見や思い込みだったらいいのですが、特に、集団スポーツが得意な人に多いように感じます。それは集団スポーツが潜在的に持つ教育的に悪い側面だと思います。