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ゾンビ政権の終焉:悪夢からの目覚め [雑感・日記・趣味・カルチャー]

連日、NY株が下がっていて、今日もまた1000ドル近い下げです。アメリカは「一人勝ち」と言われてきましたが、株価は「レパトリ減税」と「自社株買い」で上がってきただけで、実質経済は良くなっていないし、雇用統計の数字も悪化しているそうです。労働者の賃金も上がっておらず、儲かっているのはGAFAのお偉方だけ。いまでは、トランプの経済政策の失敗のおかげで株価が上がったと言われるまでになっています。

日本株は、そんなアメリカ株に連動しているので、今日も同じくらい大きく下げるのでしょう。「ミンスキー・モーメント」が訪れるのでしょうか。いよいよ強欲金融資本主義バブルが崩壊するのかもしれません。

日本では、無責任な安倍政権の失策で新型コロナウィルスの感染が拡大し、結果、人混みを避け、外出を控える人の数が増えました。衛生観念のない不潔な日本への渡航自粛を呼びかける国も出てきたために、外国人観光客の足も遠のき、観光業や小売業は大打撃です。(消費税の増税で外食産業も斜陽です。)

この状況が数週間で収束するような気配はありません。感染が拡大して、人々を恐怖に陥れる状態が5月まで続けば、東京五輪開催の中止も発表されることになるでしょう。万が一中止されなかったとしても、日本に行くのを怖がる観光客の数はこの先数年は減らないでしょう。安倍政権のせいで、日本のイメージは相当に悪くなりましたからね(韓国人の旅行者も減りました!)。

日本もアメリカ同様にアベノミクスという禁じ手を使って、国が株式を買いまくって上げただけで、増税で実質賃金を減らされ続けている個人は余剰資金を貯めることもできず、ほとんど市場に参加できないという状況です。いったい、誰が得しているのかという話です。

国が株式を買って株価を押し上げても、いずれそのお金は国民に返さなければいけませんから、売却時に確実に下がるわけです。自作自演で株価を上げてきただけで、結局、日本経済を発展させる政策は全く何もしてこなかったことは明らかです。

新型コロナウィルスの対策で、ようやく日本中の国民が認識するようになったように、安倍政権は「無責任」の塊です。「募ってはいますが、募集はしていません」「パンは食べましたが、ごはんは食べていません」などという「ご飯論法」を駆使して、自らに責任が及ぶのを巧みに回避し続けてきた無責任内閣です。こんな無責任な政権を支持している国民が見ている夢こそまさに「悪夢」です。安倍が「悪夢」と呼んだ旧民主党政権にはそういう不誠実な態度は全くありませんでした。われわれはようやくその悪夢から目覚めようとしています。

安倍晋三の主眼は、国民を騙して、憲法を書き換え、国家権力を強化することだけです。安倍が経済にはまったく興味がないというのは、当初からわかっていました。国民を騙すために株価を上げてきたことは、株式市場に参加している人なら誰でも知っていたことです。日本国民は、自民党に騙されやすい人が多いとはいえ、さすがに安倍政権の無責任さを認識できるようになってきました。

これが安倍政権へのとどめになると良いのですが、しかし、安倍はゾンビですから、徹底的に潰さないと、すぐに生き返ります。ゴキブリをティッシュでつかんで踏み潰してゴミ箱に捨てても、ティッシュの中はもぬけの殻で、ゴキブリが脱出し、またゴキブリの子孫が増えているような状況が続いてきましたが、新型コロナ感染拡大はようやく安倍政権に(悲願の)とどめを刺してくれるかもしれません。

バブル状態だったアメリカ株がこのところようやく下げてきていますが、それは新型コロナの問題だけではなく、悪夢のトランプ政権が2020年で終わる可能性が高まったからではないでしょうか。次の大統領はサンダースになるのか、ブルームバーグになるのかわかりませんが、いずれにせよ、トランプには次はないと私は思います。トランプがアメリカを偉大な国にするどころか、信頼できない野蛮な国に貶めたことを、アメリカ国民も認識し始めているようですからね。

悪夢の安倍政権も今年で消えることは確実でしょう。オリンピック開催もないでしょう。次の政権は、消費税の減税から始まると予言しておきます。明るい兆しが見えています。