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オンライン授業の準備がカオスの様相 [資格・学び]

オンライン授業の準備がカオスの様相です。

オンライン授業をするためのポータルサイトは、どこかのIT企業に務める理系の人が作ったものなので、わけがわかりません。

作った本人はわかるのでしょうけど、システムがあまりに複雑過ぎます。いろんなことができるようにしてくれているのでしょうけど、かえって迷惑です。項目が多すぎて、目的のものを見つけるのに時間がかかるし、それを見つけてもメニューが深すぎて、目的地までたどり着くことが難しいのです。使われている用語の意味も不明です。

誰もが直感的にわかるように、システムというものは、無駄を省いてシンプルにしなければいけません。スティーブ・ジョブスを見習うべきです。

とにかく、使い方やらなになら、わけがわからないので、わけが分かる人が出てくるまで、数日放置しておくつもりです。いちいち付き合っていたら、時間が無駄になりますから。

この混乱に呆れてしまい、職場を離れられる先生もおられるようです。お気持ちはよくわかります。

私はパソコンもインターネットを使いはじめてから、すでに20年余が経ちます。昔は自分でHTMLを書いてホームページや掲示板まで作っていました。そんな私でもわけがわからないんですから、私よりも上の世代は完全にお手上げでしょう。

教師は教えることが仕事なのに、教室にたどり着くために暗号を解読し、迷路のような交通機関を正しく乗り継がないと、教える資格が与えられないような状況です。ほとんどの教師が教室の入口にさえたどり着けない不条理な事が起きています。

日本は海外に遅れていて、オンライン授業を始められないとか言って、日本の教育を馬鹿にする人がいますが、その前に、オンライン授業を展開するためのシステムを作る日本の民間企業の無能さを批判すべきです。

まったく滑稽すぎます。

余談ですが、Yahooニュースのコメント欄を見ていたら、テレワークによって、有能な社員とそうではない社員の差が鮮明になり、自分の会社は使えない社員ばかりだという事に気づいたという書き込みがありました。たしかにそうなのでしょう。

少なくとも、大学の場合は、民間企業とは逆で、有能な人が大勢いるのですが、彼らの能力を活用できないようなシステムが構築されてしまっているのです。犯人は、文科省などの官僚と、こういう使えないシステムを作るボンクラな民間のIT企業であることは、疑いようがありません。



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