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冷泉彰彦 マスク着用を拒否する、銃社会アメリカの西部劇カルチャー [雑感・日記・趣味・カルチャー]

マスク着用を拒否する、銃社会アメリカの西部劇カルチャー | 冷泉彰彦 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

確かに西部劇では、顔を隠しているやつが悪人という固定観念がありますね。トランプはマスク工場を見学したときに、アイシールドを装着しても、口をふさがないという奇妙な格好をしていましたが、そのせいだったのですね。

それはそうとして、ぜったいに、怒る人がいるのを覚悟で言いますが、コロナでアメリカ人が絶滅するのは大歓迎です。グローバル・スタンダードというアメリカン・スタンダードを世界に押し付けて、自分たちのやり方が文明的で正しく、お前らの考えは野蛮で幼稚だと威張りくさってきた人々の数が減ることは、アメリカ国民以外の人たちにとっては、むしろありがたいことだと思います。

立川談志が911テロの発生直後と、世界貿易センタービルにテロリストが飛行機で突っ込んだ様子を見て、「痛快だった」と発言して物議を醸しましたが、日本人の一部には同じ思いを抱いた人もいたはずです。私は愛憎相半ばするアンビバレントな感情を抱いた記憶があります。池上彰氏が『そうだったのか! アメリカ』の中で書いたように、アメリカが好きなんだけれど、嫌いという感情を持つ日本人は多いと思います。いまの若い人は、アメリカが大好きな人のほうが多いと思いますが、一定の年齢以上の日本人や、きちんと歴史を学んだ日本人は、単純にアメリカが好きということは言えないと思います。なにせアメリカは日本に原爆を落とした国ですからね。