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「人生100年時代」とは言うけれど [雑感・日記・趣味・カルチャー]

日本の100歳以上の人口は8万人で、そのうちの88%が女性だそうです。ということは、保険屋や証券会社のCMで見るのとは違って、圧倒的多数の日本人にとっては、男女の別なく、「人生100年時代」は来ないし、男性が100歳まで生きられる可能性はほぼゼロです。

100歳以上高齢者、初の8万人超に : 88%が女性 | nippon.com

私の周りにも100歳以上の老人(centenarian)はただの1人もいません。日本全体で8万人しかいないんですからね。日本の人口は1.265億(12,650,0000)人ですから、全体の0.063%しかいないのです。1万人に6.3人です。1587人に1人です。それはめったに遭遇しませんよね。コロナの感染者が東京都では400人に1人ほどですよ。それだって、周りに感染者がいないんだから、コロナなんて嘘でしょうという陰謀論も流行しますわな。

とにかく、自分が100歳まで生きられると思って、老後に備えている人って、本物の阿呆なんでしょう。「人生100年時代」というキャッチフレーズで政府が発しているメッセージは、100歳まで生きても自立していられるように資産づくりをせよ、体を鍛えろということです。つまり、政府は国民の面倒は見ないと言っているのと同じことです。これは政府ばかりか、金融機関やウェルネス系の民間企業も大喜びなのです。損をするのは年金を積み立てても自分はもらえないような早死する国民だけ。彼らの「陰謀」を理解できない人たちって、本物の「脳なし」ですね。「脳なし」だからこそ、危機管理能力ばかりか、政権担当能力もない自民党を支持してしまうんでしょうね。