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「自粛期間の過ごし方」& 吃音症 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

メンタルケア重視派が多数!ウチの会社で働く人に聞いた「自粛期間の過ごし方」

在宅ワークの期間がすでに1年数ヶ月も続いていますし、職業柄、私は多くの時間を家で一人で過ごしてきました。それが日常になっているので、自粛期間中といえども、孤独や鬱に悩まされることはほぼありませんでした。目下、死にたくなるような孤独感に苛まれ、そこから脱するために奮闘するというような気力も湧くはずもないのです。ひたすら仕事に追われる日々です。

『朝日新聞』が大学生の孤独の問題を久しぶりに取り上げていました。そういう記事を読むと、大学が対面授業をしないことへの批判をしたがる人もいますし、ワクチン接種を遅れさせた政府を批判する人もいます。しかし、「自分は孤独感に悩まされる日々を送らされている」などと贅沢なことを言っていられる大学生のほうが問題だと感じています。この程度のことで孤独感を味わうような人って、自分でやりたいことも見つけられないほど頭が空っぽで、暇なのでしょう。他人に言われたことしかしないような、受動的な人なのでしょう。それほどまでに暇を持て余しているのだとしたら、この暇を利用して、「新潮文庫の100冊」を読破するようなことをしてみたらいいじゃないですか。SNSでクソみたいなやりとりをボンクラ野郎たちと楽しんでいるくらいしか能のない人間だからこそ、孤独感を感じるのでしょう。人間は一人で生まれ、一人で死んでいくのです。一人がデフォルトです。一人でいることに何か問題でもあるのでしょうか?

名前が言えずゴミを投げられた。「吃音」の無理解に苦しむ若者たち | ハフポスト

映画『英国王のスピーチ』(2010年)で描かれているように、ジョージ6世(エリザベス女王の父)も吃音症に悩まされていましたが、国王は言語聴覚士ライオネル・ローグの治療によって見事に克服します。ジョージ6世はドイツに宣戦布告をし、国民の結集を図る雄弁なスピーチをラジオでするんですよね。

ちなみに、言語聴覚士を演じたジェフリー・ラッシュは『シャイン』(1996年)という映画で、父親によるスパルタ教育で精神を病んでしまうピアニストを演じました。そのピアニストがコリン・ファース扮する吃音症の国王を治療するというメタレベルでの物語が私にはひどく面白く思えます。実は、独身時代に私は『シャイン』を一人で映画館で観て感動し、パンフレットやサントラCDまで購入しました。さらに、数年後、『シャイン』のシナリオを大学の英語の授業で扱うという機会にも恵まれました。別に、親から厳しい教育を受けたわけでもないのですが、共感するところがあったみたいです。