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【FP試験 驚くほど覚えられる勉強法】ファイナンシャルプランナー FP [FP]



FP試験に限らず、どんなことも教える側に立ったほうが学びが多いです。私は初めて教壇に立った時に、英語の教え方を学んでいないことに気づいました。もちろん、教職課程を取って、教員免許も持っています。ところが、それぞれの細かい項目について教え方を心得ていたわけではないのです。一つの項目については教えられても、今とは違って全体像を伝えることはできませんでした。そういう英語の全体像を掴むには20年を要しました。

私の悩みは英語の指導法ではなく、自分自身の英語の理解の不十分さにありました。いかに文法を理解できていないかを悟ったわけです。結果、私は自分がわかるように説明する方法を考えました。その目的を達成できるように英文法の解説本をたくさん読みました。英文法を学ぶためではなく、英文法を説明する方法を学ぶという視点でたくさん本を読んだのです。インプットではなくアウトプットを意識していたわけです。

人間は学んだことを他人に教えようとすると、より深く学ぶことができます。うちの息子たちにもその教育方針を貫きました。私が子供になって、なんでも私がわかるように説明することを求めました。「これって、どういうこと?」と。息子たちも全てを理解しているわけではないので、うまく説明できないし、最後の最後まで、答えを教えてくれないことも多いのですが、そういう質問をしているとだんだんアウトプットのために学習するようになっていくものです。

私は授業でも、学生に可能な限りアウトプットの機会を与えています。学生に調べさせて発表させるのが定番です。テストの問題に解答させるのもいいのですが、その答えがどうして正しいのかを説明させるようにしています。そんなことばかりしていると、学生も半年も経つと考え方が変わってきて、私が質問してもいないのに自ら説明しようとしてくれるようになります。これはいい教育法です。

私は目下、FP試験の勉強中なのですが、本を片手にYouTube動画を見まくって全体像を掴むところまできました。これからはインプットではなくアウトプット作業に入ります。というか、問題集を解く作業を通じてインプットしながら、アウトプットへと移行していく段階です。問題集の問題に対してある程度解答できるようにあった暁には、覚えた事象を他人にわかりやすく説明できるように意識して学んでいこうと思っています。実際に、家族や友人に説明する必要もないので、頭の中に住んでいるもう一人の自分でもいいと思います。専門用語がたくさん出てくるので、それを何かに例えてイメージしやすくするという方法も重要です。抽象的な概念はそのままで理解できるような人はいないでしょうからね。仮にFPを仕事にするようなことがあったとしたら、専門用語を出しておきながら、それをわかりやすく説明できないようでは、お客さんはポカーンとしてしまうだけでしょう。私は教員ですから、その点を心得ています。それが私の強みでしょうかね。





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