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自分の知る世界の外側を見る必要性 常に新たな可能性や選択肢を持ち続けることができた方がお得だとは思われませんか [マネー・買い物]



自分が見ている世界だけが正しいし、それ以外の世界は存在していないと、爺さん婆さんばになってまで信じている、視野の極端に狭い人がいます。そういう人にこの方は不当な非難を受けたそうです。年金10万円生活の動画を見た一部の視聴者に、そんなことはありえないだろうというコメントをもらったそうです。国民年金だけなら、6.5万円です。たしかに年金10万円生活なんかありえません。もちろん、批判した人は、額が少なすぎるということで批判したわけです。この方の話によると、厚生年金の場合、ひと月の受給額は14万から16万円だそうです。しかしながら、年々支給額が下がってきているので、いずれ近いうちに国民年金に毛が生えた程度の額になるのは必至です。そんなことはありえないなどと断定的に否定するような人はいかに世の中のことがわかっていないか、を露呈しているだけで、恥ずかしいことだと思います。世間知らずというか、無知というか。

逆のパターンですが、政府寄りの経済評論家の中には、統計データを見て、コロナのリベンジ消費で人々がお金を使いたがっている、コロナで貯蓄が増えているなどと論評する人がいます。まるで世の中の大多数が有り余るお金の使い道に困っているかのように錯覚しているわけです。統計データではそう見えるのですから仕方がありません。しかし、実態との大きな乖離があることは明確です。一部の富裕層の蓄財が増えたのはたしかですが、一般庶民のほうは依然として将来不安にさいなまたままです。夢も希望もありません。給料は20年以上据え置きなのに、物価が高騰し、税金や電気代水道代、ガス代、ガソリン代の負担も増えるばかりです。実質賃金も可処分所得も一向に上がりません。大多数の企業は業績不振であるにもかかわらず、一部の企業が景気が良くなっているゆえに、日本全体の景気が上向きだなんて思っている経済評論家もいるようですが、どこを見ているのだか、不思議です。金持ちとばかり付き合っているのでしょうかね。

妻が毎朝のワイドショーのような情報番組を見ているのですが、たまたま画面を見たら、いしだ壱成さんが経済苦によって3度目の離婚をしたという話題を取り上げていました。元芸能人の中にも仕事がなくて、生活が苦しい人がいるんですね。話を聞いていると、完全に生活保護レベルです。ヤフーニュースの記事を読んでみたら、アルバイト代5万円のうちタバコ代に3万円も使っていたそうです。愚の骨頂です。

私には、もちろん、いしだ壱成さんを非難する資格はありませんし、非難するつもりもありません。彼のような人は日本中にいるのははっきりわかっていることですし、私もこのままだといずれ彼のような運命をたどることになるのもわかっています。

それはさておき、いしだ壱成さんはそんな状況にまで追いつめられる前に、なぜ元人気俳優というプライドを捨てて、職業訓練学校に通って、資格を取得して、新たな道を模索しなかったのかと不思議に思います。ドラマの台本が覚えられるのなら、資格試験なんか簡単に突破できるはずです。電気工事士なんてちょろいし、いくらでも仕事はあるはずです。エアコン工事の会社にでも入社し、スキルを身に着けて独立すれば、一生食いっぱぐれることもないでしょうが。もっと頭が良いのであれば、行政書士になるのもいいでしょう。いくらでも生きていくための道はあるはずです。小間使いでお小遣い稼ぎをするんじゃなく、がっつり稼げる仕事をしなきゃ、家族を養うことはできません。いしだ壱成さんのような人は、極端な例かもしれませんが、心を入れ替えて、しっかり勉強に励んでほしいと思います。




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