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明けましてもおめでたくない [雑感・日記・趣味・カルチャー]



ヨーヨー・マさんに悪いんですけど、別に新年だからってハッピーかどうかは人によりますよね。世の中にはハッピーだって思えない人もいるんですよ。会社をクビになってしまった人とか、経営していた店が倒産してしまって借金で首が回らない人とか、寒空の中ボランティア団体の炊き出しとか大人食堂に並んでいる人とか、今日、子供に食べさせるものがない人とか。自分たちの視界には入ってこないような人も存在していることに少しでも思いをはせてほしいものです。

「メリー・クリスマス」という言葉は特定の宗教に関わる祝辞なので、他人の自由意思を制限する言葉として日本でもようやく認知されつつあります。その代わりに「ハッピー・ホリデイ」が使われつつありますが、あれと同じように「明けましておめでとうございます」や「ハッピー・ニュー・イヤー」という言葉も消えてほしいと思っています。

だいたい、この新年というのも、キリスト教のカレンダー上の話ですね。グレゴリオ暦というやつですが、中国ではいまだに「旧暦」を使っています。グローバル化しているのですから、アングロサクソンの文化や慣習を他の文化の人たちに無理やり押し付けるのは異文化に対するデリカシーのなさを感じるんですけど、そう感じるのは私だけでしょうか。

正月といえば、つきものなのが年賀状。率直に言って、毎年頭が痛い問題です。私のところには2枚来ました。自分の親と叔父からです。叔父には書かなければいけないと思いますが、親には書きません。電話で新年のあいさつをしましたから、年賀状を書く理由はもはや存在しません。

年賀状を買おうと思っても、入手するのはなかなか困難です。コンビニでも行かないともう売っていないかもしれません。1月1日に郵便局に行ったら、客の一人が年賀状を買おうとしていたのですが、寄付金付きの高いものしかないと局員に言われていました。発行枚数も毎年減らしているようです。

明らかに年賀状は昭和の風習ですよね。もうやめにしたいです。叔父にも書くのをやめようかな。



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