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大人にとっての資格試験の勉強法 [資格・学び]

結論から申し上げますと、大人が学習する際に最優先すべきことは、完璧さではなく、効率の良さです。

私はすっかりオジサンになってしまい、人生が残り少ないと感じ始めたとたん、突然、まだ私には開花していない才能があるはずだと目覚めました。若い頃から憧れていた楽器8種類の演奏を覚えたことが自信になり、いまは複数の資格試験の取得を人生を豊かにする趣味の一つとしています。

その勉強の中で気づいたことがあります。大人にとっての学習は時間との闘いであると。いかに効率よく目標を達成するか、を考えるのが重要ということです。サラリーマンのオジサンたちが大好きなビジネス書に書いてありそうなことを言っているので恥ずかしくなりますが、しかしながら、それは真実です。とにかく、働いている人にとっては時間がないのです。

その足りない時間を有効活用し、目指す資格を取得するためには、最初に教科書を読むのではなく、過去問や模擬問題を解くことから始めるということです。もちろん、予備知識もないのに最初から問題を解いても解けるわけがありません。当たってもまぐれ当たりです。でも、間違う経験をしないと覚えられないし、自分の頭を使わないと、知識が定着しないのです。私はFP3級の勉強では、教科書に書かれていることを通読して全体像をつかむところから入るなんて方法をやってしまったのですが、完全に時間の無駄でした。YouTube動画を視聴して、教科書にメモを取ったのですが、あとで見返したら、自分がそんなメモを取っていたことすら忘れていました。赤線が引きまくってあるのですが、今見ると何の意味があるのかわかりません。た2、3週間を完全に無駄にしたと思います。私はFP3級のために2か月かけて学びました。

もし問題集の学習から始めれば、その貴重な時間を半分に短縮できたはずです。知識が定着したかどうかはわかりませんし、合格点ぎりぎりのしか取れなかったかもしれませんが、資格取得の目的は達成できたはずです。無駄なことをしすぎました。

資格試験取得のための勉強では、出るところだけ学んで、出ないところは捨てていいのです。その知識が必要になったら、資格を取ってから学びなおせばいいだけです。

私は完璧主義のタイプなので、馬鹿みたいなことをしてしまう癖があります。私は18歳で自動車運転免許を取ったのですが、学科の成績は98だったか96点でした。事前に1000問くらい解いて学科で満点を取ろうとしたのです。まったく意味がありませんね。時間の無駄でした。合格点をぎりぎり超える程度で十分なのです。そのほうが効率的ですし(効果的かどうかはわかりません!)、自分の限界を弁えた大人の勉強法だと思います。