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夜、母親と長電話をしました [雑感・日記・趣味・カルチャー]

夜、一人暮らしをしている母親に電話をかけ、夏休みになったらすぐに、義理の母親を連れて、亡くなった父親にお線香をあげに行くという約束をしました。1時間以上も話したので、おそらく電話代が1500円くらいかかってしまったはずです。頑張って仕事をして稼いでいるので、別にそのくらいはいいですけどね。

母親は最愛の夫を亡くしたばかりなのに、相続の問題に関してあれこれと私の弟にだいぶ痛めつけられてしまい、夜も寝られない状態になっていたそうです。そういうわけで、私がカウンセラーよろしく母親の意見を全面的に肯定する姿勢で話をたっぷり聞きました。弟は私と違い、気が荒いというか、負けず嫌いというか、喧嘩っ早いというか、すぐ感情的になったり、相手の感情を理解できないところがあるので、母親はそういう息子の態度にだいぶ傷ついたんだそうです。

それならばということで、私はメンタルマネジメント検定で学んだ方法を駆使して、母親にいろいろ質問したり、共感したり、考えを整理する手伝いをしました。心を病んだ人の話はいっさい否定せずに、「そうなんだね。そういうことだったのか」と肯定しながら聞くことが重要であって、上から目線のアドバイスなんてもってのほかとのことです。

私のほうも母親の口から親戚の複雑な関係について知ることができて、勉強になりました。また、父親が死の直前にどんな会話をしていたのかを聞くことができて、心強く思いました。父親は、いろいろと私のことを心配してくれていたし、わかっていたことが知れて、いまさらながら親というものは本当にありがたいものだと感じました。

弟は、心の傷が癒えていない母に、母親が死んだときの相続の話や断捨離の話をしたそうです。「ここにあるものはみんなゴミだ」なんて心無い言葉もかけたそうです。まだ夫を亡くしたばかりの母親に向かって、ずいぶんひどいことを言うものです。自分自身が死んだら、うんぬんかんぬんという話をするのは結構なことですが、たとえ親でも礼儀があるので、本人の前ではそんなことを言ってはいけないと思います。

また、親戚関係もいろいろ複雑な事情があることも知れました。心に傷を負っている人たちがたくさんいるものですね。私も実は過去に心にひどい傷を負ったことがあるので、母親の気持ちがよくわかります。ただ黙って共感するしかありません。

とりあえず今はいまやれることをやって、さらに、自分は悲しむために生きてきたわけではないのだから、これから何をやって楽しもうかと考えることも必要だよ、と伝えておきました。母親に必要なのは理解してくれる存在だと思うので、そういう役をまさに買って出たわけです。結果的に、この話し合いで母親の認知の歪みを正すお手伝いができたら幸いです。

そうそう、私がわざわざ税務署に足を運ぶ理由はなくなりました。相続税は一切かからないそうです。ありがたいです。私もだいぶ心配して、そちらに無駄なリソースを持っていかれていたのですが、もう考えないことにします。遺産の処理は元銀行員の叔父に一任することにしました。弟は反対していて、母親と対立しているそうですが、私は叔父のことが好きなので、一切をお任せしたいと思っています。そう言って母親の味方につくことにしました。今晩は母もよく眠れると思います。




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