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なぜ「ノーワーク」ではなく「ワークライフバランス」が幸福をもたらすのか? [健康・メンタルヘルス]

なぜ「ノーワーク」ではなく「ワークライフバランス」が幸福をもたらすのか?

その仕組みはわかりませんが、暇で何もやることがないというのは、それはそれで苦痛ですよ。大学には夏休みや春休みのような長期休暇がありますが、働きだしたころは、そのたびに鬱になりそうになっていました。いまはその時間の活用の仕方が上手になったので、鬱になることはありません。

ワーク(Work)というのは、日本語では単純に「仕事」と訳されますが、(誰かに)仕える事ですから、誰かのために役に立つことです。もしかしたら、この熟語は江戸時代にはなかったんじゃないかという気がします。「労働」も明治時代に誰かが英語のlabourを翻訳したものかもしれません。

歴史の浅い言葉なので、いまだにそれらの英単語の意味の区別がつかないところが日本人にはあるのでしょう。「ワーク」といえば、とにかく、他人に役に立つことです。つまり、「ワーク」をしなければ、誰の役にも立たない人間であることを証明してしまうのです。それは辛いですね。「お前は役立たずだ!」という罵声を毎日浴びているようなものです。

しかし、常に他人を喜ばせるようなことばかりしていると、自分の身が持ちません。自分の身体と精神を喜ばせ、生きる活力を取り戻すのが「ライフ」だとしたら、ワークとライフのバランスをとるのが重要だということがわかります。

しかしながら、ワークは他人の役に立つことでありますが、自分の役にも立つことです。ライフは自分だけの楽しみのために与えられた時間ではなく、他人に貢献するための時間でもあります。つまり、両者は混然一体になっており、不可分なのです。人生を構成するワークがなくなり、ライフだけになると、一気に老け込みます。ハードオフの片隅に置かれているジャンクの一つになるのです。そんな状態に憧れる人の気持ちは私にはわかりません。


今日と明日は仕事ですが、水曜日からは学園祭関連の休みで5連休です。やったあ! 仕事ばかりで自分のことが全然できないのもそれはそれで辛いです。貴重な休みを利用して、やらなければいけなかった仕事があるので、それを片っ端から片付けていこうと思います。

今日は学生のエッセイの採点を昼休み返上で行う予定です。Lunch Breakが休みにならないのは精神衛生上まずいですが、Rest(仕事をした後の残りの休息の時間)も大事です。バランスの悪い考えかな?



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