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困った老人です [雑感・日記・趣味・カルチャー]



勝間さんがおっしゃるように、会話では非言語情報の交換を重視すべきかもしれません。確かに余計な言葉を紡ぐのはよくないですね。

昨日は、長男を連れて実家に日帰り帰省し、実父の墓参りをしてきました。改めて、私は他の人と話をするのが苦手だということがわかりました。他の人といっしょにいることがけっこう辛いのです。それを再認識しました。妻にそれを言ったら、「どうして教師なんてやっているの?」と言われました。でも、対話や会話は苦手です。そのあと、妻は「人間相手より、機械相手の方がいいよね」なんて言うので、人間も機械も嫌だよ」と返すと、「じゃ、何相手ならいいの」と聞かれました。その場の思いつきで、「自然かなあ」と答えておきましたが、本当は相手がいないほうがいいと思います。正直言って、私はさっさと死にたいのです。

それはそうと、交通事故を起こした母親の様子を見に行ったわけですが、まあまあ元気で安心しました。胸部の打撲の痛みは5日程度では消えないのは当然ですね。でも、事故死しなくて良かったです。

私の母親だけには限らないことですが、老人というものは自分の都合の良いように物事を解釈し、他人に迷惑をかけるものです。世の中の人が自分の考えと同じだと思い込んでいる感じです。それがとんだ勘違いであることに気づけないのです。「井の中の蛙」状態で「メタ認知」ができないのでしょう。

私の弟の息子たちが、うちの息子と会うのが楽しみだから行かなければいけないとかいうので、行きたくはなかったのですが、仕方なく行きました。ところが、甥っ子たちは、私たちには一切関心がなく、リビングルームの巨大なテレビでYouTubeのゲーム実況を見ていました。結局、そういうことです。誰かが楽しみにしているから、行かなければいけないうなんて言っても、本当は自分が行きたいだけなのです。自分の都合の良いに物事を解釈し、その考えを他人にそれを押し付け、迷惑をかけて平気なのです。

母親は父親のスーツや礼服を引っ張り出してきて、長男に無理やり着せて、サイズがぴったりだとか言って、もったいないからもらってくれと言い出しました。私は体格が違うので着ることはできませんが、長男はまあまあサイズが合うようです。長男も別にもらいたくはないようでしたが、仕方なく持ち帰ってきました。礼服は確かに高いからもらっておいたほうがいいのですが、祖父のスーツなんて時代遅れのものを着なくてもいいと思います。礼服に関してはダブルとシングルの両方をくれると言っていましたが、いまどきダブルなんて着ている人はいませんから、他の誰かにあげるようにと言っておきました。さらにその後、老人が着るような普段着を箪笥から引っ張り出してきて、20代前半の青年に持って行けというのです。若者がそんな服を着ていたら、村八分になってしまいますよ。私だって着たくないような爺むさい服です。数ヶ月前から、「捨てろ、捨てろ」と口を酸っぱくして言っていたのですが、まだ未練があるようです。

その程度ならいいのですが、自分に都合の良いように解釈して失敗することもあります。よくよく話を聞いてみたら、父も母も投資で失敗していました。コロナ禍の初期に銀行員に騙されて、変なレバレッジの投資信託を買ってしまい、大損を出していました。私に相談してくれれば、それは詐欺的な商品だからやめるようにと言ってやれたのに、銀行員の騙る儲け話を信じるなんて、母はあまりに人が良すぎます。銀行員や証券会社の人間というのは例外なく詐欺師だということを80歳を超えても理解できないなんて信じられません。母親の無知のおかげで私が相続できる分が相当に減ってしまいました。実は、父親の遺産もあと150万円くらい多かったはずなのですが、母親に唆されて父親もSDGs関連の投資信託を買ってしまっていたのです。

いまさらですが「歳をとってから投資なんかするもんじゃないよ」と言っておきました。バブルの頃に儲かった経験のある老人の中には、お金の勉強なんて一切せず、銀行員の言いなりになって何度も失敗している人も多いのでしょう。うちの母親がその典型です。これまでに500万円以上市場に吸い込まれていると思います。そういう無駄遣いをするくらいなら、孫たちの教育資金として信託銀行に預けておけばいいのにと改めて言っておきました。でも、面倒臭いから嫌なんだそうです。何が面倒なんだかよくわかりません。



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