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交通取り締まり、いくら厳しくしても違反が減らないワケ 「年間500万枚」の切符は意義あるのか [雑感・日記・趣味・カルチャー]

交通取り締まり、いくら厳しくしても違反が減らないワケ 「年間500万枚」の切符は意義あるのか

罰を与えることで他人をコントロールするという方法はいかにも警察的な思考パターンです。教員の私とは相入れない発想です。コロナ禍で始まった「マスク警察」やSNSでの容疑者叩きも、「正義」の暴走で、まさに警察的な発想に基づいています。その考え方が大嫌いなので、私は小学校からずっと風紀委員は絶対にやりませんでした。

それを言ったらおしまいだとはわかっていますが、警察が交通取締りにいくら精を出しても、速度違反は減りません。取り締まりによって効果が上がっているというデータも提出できないのですから、そんな非科学的な交通安全対策に無駄なお金を費やすのはさっさとやめてしまったほうがいいと思います。

私も速度違反で罰を与えられた経験がありますが、あれは相当なショックで、警察への憎しみが数千倍に増加しました。あれから何年も経っていますが、いまだに恨みや不信感は消えません。昔、空き巣に入られパソコンを盗まれたことがあったのですが、警察は犯人を捕まえる努力さえしてくれませんでした。警察というのは弱者に強く出て、本当に悪い連中をのさばらせたり、共存関係にあるのだと思っています。

一般の無垢な人々を本気で守る気があるのであれば、警察は安全運転をしている人たちにご褒美を与える存在になったほうがいいと思います。人間は承認欲求の塊だし、報酬系を刺激されることを求めて、積極的にルールを守ろうと腐心するはずです。ちょっとしたことで咎められて、罰金を取られるような経験を積んでいくと、不幸な感情に支配され、警察が見ていないところでは悪いことをし、見ているところではそれを避けるようになります。それが交通安全に貢献するかと言ったら、まったくないでしょう。むしろ逆効果ですし、マッチポンプになっています。

警察は、小学生並みに幼稚な発想のまま、あと何百年もやっていくつもりなんでしょうかね。いい加減、成長して欲しいものです。

テレビで、警察が速度違反や酔っ払い運転をしている人を取り締まり、警察官が人情丸出しで説教をする番組を垂れ流すことがありますが、彼らがやっていることをメタレベルから見るような報道はありません。一事が万事そうなのですが、テレビというのは、ジャーナリズムとしてあまりに低レベルすぎるのです。たぶん、テレビ局の人間というのは、良い大学を卒業した人で固めているのだと思いますが、私から見たら、バカだらけに見えます。

テレビ局のバカどもで思い出しましたが、先日「がっちりマンデー」という番組をちらっと見ました。あの番組もバカだらけです。紹介されていたのは庭の植物に水を撒く散水ホースのメーカーのTAKAGIです。彼らの目玉商品である散水栓は5パターンの水が出るということを言っていました。驚いたことに、その1つが「ストップ」でした。バカすぎて笑えました。商品を紹介していた担当者は最後にもう一つのパターンの水の出し方を示していたので、ストップを入れたら6パターンになってしまいます。そもそもストップは水の出方とは関係ありません。学校の勉強だけをしてきたような、世間知のない人が番組を作っているのでしょうね。

あの番組は、粗利と純利益の区別もせず、「年商何億円!」とか言っているだけで、その企業が本当に儲かっているかどうかのデータは一切示さないのです。あまりにバカすぎる番組なのですが、なぜかうちの妻が好きでよく見ています。

「私は失敗したことは一度もない」白熱灯の発明で1万回の実験を繰り返したエジソンがそう豪語したワケ 失敗することより、挑戦しないことを恐れよ | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

「失敗することより、挑戦しないことを恐れろ」と言ったのは、本田宗一郎氏だったのですね。こういうのは成功した人だけが言える言葉です。



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