語学の秀才が実践した唯一のリスニングの勉強法

語学学習の基本について、ゲストの方はこうおっしゃっています。語学学習のアプローチには演繹的なものと帰納的なものがあり、この方は無意識に帰納的なものを採用していたことに気づいたとのこと。

一般に、学校では演繹的なアプローチを採用します。文法と単語を学んで読解ができるようになることを前提に、ダイアローグを聞いて、シャドーイングやリプロダクション（リピーティング）を繰り返し、日本語に訳さなくてもわかるし、ネイティヴと同じように発音できるようにひたすら練習します。その上で、ネイティヴと会話し、彼らが特定の状況に使う適切な表現をそのまま覚えるのです。日本の英語教師はほぼ全員が同じ意見だし、私もその方法を採用しています。

しかしながら、このゲストの方は、帰納的なアプローチを採用し、文法学習はすっ飛ばし、大量に英語に触れる中で自然に覚えていったとのことです。それもそれで正しいのですが、ふつうの人には時間がかかる方法だと思います。語学が楽しいと思えた人なら、それでも良いのでしょう。