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勉強はやり過ぎるとうまくいかなくなるのか?3選 1962 [資格・学び]



マリノさんの取り上げている記事は、勉強はやりすぎても効果が出ないという内容です。

そういうこともあるとは思いますが、実際に勉強をやりすぎる人はどれだけいるのか。圧倒的多数は、勉強が足りない人ばかりだと思います。

特に、働きながら勉強している人は、時間があまりに足りないので、空いている時間はすべて勉強に突っ込むしかはないのです。それでもまったく足りません。だから、長期休暇を利用して、朝から晩までダラダラとやってしまうのです。

長い間勉強していると、集中力が途切れるのはふつうのことなので、私は、犬の散歩に出かけたり、楽器の練習をしたり、息子を相手に雑談をしたり(勉強した内容を素人にもわかるように説明する訓練をする!)、YouTube動画を見て気分転換をしています。

ひとつのジャンルだけを勉強してしまうのではなく、他の分野も平等に勉強すべきというのは、理想論ですね。ふつうは、ひとつのジャンルをある程度理解できてから次に行くという形になりです。小学校の国語算数理解社会みたいにいろいろ勉強しなければいけないことがあるのであれば、少しずつかじっていけますが、あれもこれもと同時並行してやっていたら、混乱することも多々あります。私はひとつの分野をがっつりやってしまっても悪くはないと思います。

唯一、To Do リストにこだわりすぎるのも良くないという見解には、マリノさんは反論しています。マリノさんは今日はなんページ分やるということを先に決めて、それに従って司法書士の勉強をストイックにこなしたそうなので、おっしゃる言葉に説得力があります。

とはいえ、勉強法は人それぞれだと私は思います。YouTubeでいろんな合格体験を語っている人がいますが、みな言っていることはバラバラです。「自分はこの本を使って、こうして勉強した。トータルの学習時間や期間はこうだった」と話しているのを見ても、それには再現性も因果関係もなさそうです。その人にはその方法がたまたま合っていただけで、他の人には通用しない可能性の方が高いと思います。

私は教育者の端くれですから、自分の学習法を他人に押し付けても効果がないことを十分にわかっています。「私のやり方に従えば、お前もできるようになる」ということを強権的に押し付ける教師もいるのかもしれませんが、でも、一般の教員はいろんな学習者を見ていますから、単純なことは言えないのです。

物事にはいろんな要素が絡み合っているものですし、その人が持つもともとの教養というバックグラウンドもありますし、なんでも一概には言えません。

結局のところ、私は他人の勉強法を100%真似しようとは思いません。良さそうだなと思ったものを利用させてもらうことはありますが、概して、自分で実際にやってみて、徐々に、「もしかしたら、こうやればいいのかも」とわかってくるのを待つだけです。その間に失敗を何度も繰り返すのがふつうです。それは詮ないことです。



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