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【簿記2級 商業簿記】2023年度版テキストP266 法人税等の動画解説 [簿記]




Q1はかんたんです。3級では税引き前当期純利益に対して法人税、住民税及び事業税(法人税等)の法定実効税率を掛けて法人税の額を算出しましたが、それは正確ではありませんでした。本当は税引き前当期純利益ではなく、課税所得に対して法定実効税率を掛けるのです。未払い法人税等という勘定科目や、中間納付の処理の件もまた3級で学習済みです。


Q2は法人税の追徴の仕分けです。勘定科目として「追徴法人税等」(費用)を使うだけです。


Q3は、法人税の計算を自分でする問題です。与えられている数字は、税引前当期純利益と減価償却の損金不算入額です。

企業はふだん企業会計で処理していますが、税金を支払う時には税務会計に調整しなければいけません。その際に発生するものの一つが減価償却の損金不算入額です。損金というのは、税務会計の用語で、企業会計では費用のことです。つまり、減価償却費として計上した金額が認められないので、それは費用ではなく、収益にしなさいということです。したがって、損金不算入額は税引前当期純利益に入れて、その金額に法定実効税率を掛けて法人税等を算出するということです。あとは、いつもの仕訳と同じです。右に未払法人税等、左に法人税等をおけばいいだけのことです。




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