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夫婦喧嘩の原因 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

当初、私はひとり暮らしを始める長男のために布団とマットレスを買ってやろうと思っていた。

ところが、妻は「布団なんか家から持っていけばいい」と言うので、私が「息子が帰ってきたときに使える寝具がなくなったらどうするのだ」と言うと、「どうせめったに帰ってこないのだから」という答えが返ってきた。

私にはその考えが全く理解できなかったものの、頑固な妻がそういうのなら従わざるを得ないと思い、後日「マットレスは買わなくていいね」と言うと、突然怒り出し、「買うに決まっているでしょ。お金がかかるから、ケチって買わないつもりなの?」などと罵倒されてしまった。

昨日、私が怒りを抑えきれなくなったのは、具体的にはそういう内容だった。

一事が万事、妻はそういう理不尽な事を言い、さらに余計な一言付け加えて私を罵倒するので、私のゆるゆるの堪忍袋の緒が切れるのも理解していただけると思う。

その後、キレた私が「あなたはいつも私の考えに条件反射的に反対するんだよね。いつも反対ばかりする」と主張すると、「あなただって、いつも安倍政権批判ばかりしているじゃないの」と返ってきた。これは「レッドヘリング」(赤いニシン)という議論の禁じ手である。臭いのきつい腐ったニシンを目の前に置くと、そちらに関心が移るので、自分の弱点を攻撃されることを防げる可能性がある。この汚いまやかしの議論術を自民党の大物政治家並みにうちの妻はよく使う。

安倍政権の話と、マットレスの購入の話は、まったく関係がない。政治の私物化をする安倍政権を「批判」することと、何が何でも私を否定したいというだけの、筋の通らない妻の「非難」とは、まったく位相が異なる。悪い人を、善悪の基準に照らし合わせて「批判」する行為が、悪いことであるとするなら、警察も検察もいらない。悪いことをしている人を批判することは悪いことなら、世の中悪いことのし放題である。

うちの妻はこういう小学生レベルの常識を共有していないので、冷静沈着な会話が成立しない。そのために、私との間で頻繁に衝突が起きるのである。私以外の他人に対しても、なにかトラブルがあると、妻は「自分はまったく悪くない。悪いのは常に他人」ということが大前提の人なので(安倍総理そっくり!)、ただのクレーマーやネトウヨのレベルの主張をし、恥ずかしくなってしまう。仕方がないので、私が間に入り、傍若無人な妻を抑制し、その場を丸く収めるということをしている。

昨日、我が家の夫婦喧嘩は100%妻の側に非があると書いたが、これは真実であることもお分かりいただけたと思う。