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妻が「当て逃げ」を未然に防いだ話の続き [クルマ]

妻がスーパーで買い物を済ませ、駐車場から出ようとエンジンをかけて待っていたところ、横に駐車していたクルマに持ち主の夫婦が戻ってきました。当日は強風だったため、運転席に乗り込もうとした奥様がドアを開けた瞬間、うちのクルマの助手席側のドアミラーにドアが当たり、反り返ってしまったそうです。奥様はうちのクルマのドアミラーを見て、「大丈夫そうね」と言って立ち去ろうとしたので、妻は「ちょっと待ってください、これは事故ですから」と言って、警察に電話で連絡をしました。妻によると、警察官が到着するまでの間、先方からは何の謝罪もなく、早くしてくれないかなあなどと、反省の色も全く見せなかったそうです。彼女の態度には無性に腹がたったとのこと。気持ちはよくわかります。

その後、私は妻に同行し、ディーラーに行って、修理費用の見積もりを出してもらいました。先方の保険会社の担当者にそれを示して、あとはお任せ状態でしたが、昨日、ドアミラー交換のための費用をほぼ満額支払ってもらうことが決まりました。強い衝撃を受けたドアミラーはいつなんどき壊れるかわからないので、今回「当て逃げ」で終わらせてしまった場合、修理費用は自分持ちになってしまいます。私は何も悪くないのに、罰金を支払わされたようなものになってしまいます。それを防いでくれた妻の勇気に感謝しておきます。

昨年、妻は自分で相手の車にぶつけてしまい、先方に大金を奪われているので(実際は保険会社が支払ったのですが)、事故に関しては非常に過敏になっています。もし私が現場にいたら、その奥様に「大丈夫そうね」なんて言われたら、私は腑抜けた男なので許してしまったかもしれません。こういう素晴らしい対応をしてくれた妻に、事故直後、褒めてあげました。

妻は、さすがに相手から取りすぎたかな、恨まれたらどうしようと心配していましたが、相手のクルマにぶつけておいて、ごめんなさいの一言もないような人には、罰を与えるのが正しいと思います。

道を歩いているときに、ぶつかっておいて、謝らない人が多い気がします。日本人は礼儀正しいと言われていますが、ほんとうにそうなのでしょうか。いつも疑問に思います。そんな礼儀を知らない日本人には、天罰が下るはずです。


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