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文科省は癌 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

私は一見暇そうにしていますが、本当はやらねばいけないことが大量に溜まっていて、すでに頭の中はパンク状態です。じゃ、ひとつずつやればいいだろうという話ですが、スケジュールというものがあって、いますぐ片付けたくても、期限前だったりするので、to-do listから消すことができないのです。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、でも、これもしたいし、あれもしたい、でも、動くに動けない、だから空回り、ストレスがたまります。わかってもらえるでしょうか、この気持ち。

東京新聞:東京医大の助成金、全額カット 文科省、不適切入試の7校も減額:社会(TOKYO Web)

こういう罰によって、誰が得をするのでしょうか。まず、そこで働いている人が直接的に被害を受け、次に、その大学に通っている学生や入学希望者が損をして、回り回って、一般の国民がその尻拭いをするのです。結局は誰も得しません。

こうやって、本来は共犯関係にある当事者の一人である文科省が正義の味方面をして、「仲間」に罰を与え、また何かを変えれば、それが前進のための改革であるかのように見せかけ、まるできちんと仕事に取り組んでいるかのような姿勢を貫く嘘つきな文科省の姿勢が癌なのです。昨今流行りのシラバス(授業計画)の問題でも、文科省は幅を利かせています。大学の教員は、年度が始まる前に、次年度の授業計画を提出しなければいけません。その書き方などには細かい決まりがって、ちょっとでも違うと、あれこれと難癖をつけてくるのです。そんな細かいことは1年も前からわかるはずもなく、あまりにも大雑把なことしか書けません。それを読んだ学生に何がわかるというのでしょうか。というよりも、誰も読みません。

スケジュールや教える内容は、現場の状況でいくらでも柔軟に変わるものです。あの官吏どもは1年も前から細かいことまで決められるものではないということがまったくわからないバカ野郎なのです。仕事をしているふりをするための非生産的な仕事を、なぜしなければいけないのかまったくわかりません。仕事をするふりをするのは、文科省の役人だけで十分です。文科省は無駄です。現場の生産性を低下させ、やる気を奪うだけの存在に成り果てています。

トランプ氏「ウソ」就任して8千回超? 1日16回報道:朝日新聞デジタル

2年間で8000回以上も嘘を付くような人は詐欺師くらいでしょう。アメリカは詐欺師でも大統領になれる自由な国なんですね。この嘘つきな貧乏神を早くなんとかしてほしいものです。トランプ大統領に比べたら安倍総理のほうが嘘をつく回数が少ないらしいから、日本のほうがまだましかもしれません。

『新書アフリカ史』:はてなの茶碗:So-netブログ

以前紹介したこの本ですが、もう少しで読み終わります。読めば読むほど、アフリカに親近感が湧いてきます。アフリカは、日本人から見れば、未開の地のように思えるかもしれません。しかし、日本の歴史とそっくりなのです。つまり、先を歩んでいるように見える日本が、実はアフリカと同じ道を歩んでいるのです。歴史は一方向ではないということがよくわかります。そういう視点を与えてくれる本はなかなかないでしょう。「近代化路線の行き詰まりの果て」に現れた昨今の日本の「伝統の氾濫現象」(p.600)も、すでにアフリカでは1980年代に起きていたのです。日本で伝統と称されているものの多くは、歴史の浅い、でっち上げです。いま日本は30年、40年遅れで同じ道をたどっています。文化や社会だけではなく、経済や政治や環境、言語でも同じことが言えます。

686ページあたりですが、真実には2種類あり、一つは顕微鏡型の真実で、もう一つが対話型の真実というのが紹介されています。前者は、欧米社会の真実のありかたですが、後者は「社会的に生成され、相互作用や対話、討論を通じて形成される経験がみちびきだす真実」(p.686)とのこと。欧米型の法廷での解決では、加害者と被害者が対立するだけであって、社会に平和をもたらすことができない。数々の紛争を乗り越え、回避する知恵を見つけたアフリカは、「共同体に癒やしと和解もたら」す方法を編み出したのだそうだ。欧米人だけではなく、日本人もアフリカから学ぶことがたくさんある。

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