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心霊スポットの神流湖をひとりで見に行ってきました。 [お出かけ]

埼玉と群馬の県境にある神流湖(かんなこ)をひとりで見に行ってきました。私はまったく信じませんけど、有名な心霊スポットらしいです。もしかしたら悪い霊を背負ってきたかもしれません。

神流湖に行く前に、真っ昼間から奥秩父温泉(名前は言えません)に入ったのですが、露天風呂になにやら茶色いものが浮かんでいました。ピンときました。噂には聞いていましたが、実際に目撃することになるとは! いや、うっかり入ってしまうとは! 爺さんが、お客が少ないことをいいことに、気持ちよくお湯の中でオナラをして、うっかり中身を出してしまったのでしょう。運が悪いときは、ほんとうに立て続けに悪いことが起きますね。気持ち悪くなって、すぐに体を二度洗いして、さっさと帰りました。なんだか、いまだに体がかゆい気がします。ジジイの変態プレイは、女性が石鹸の泡で洗ってくれる場所でやってほしいものです。

実は、ウンコ風呂に入ったのは人生で2度目です。次男が赤ん坊のときに、風呂に入れていたら、ブリブリとされて、お湯にツブツブが漂うという衝撃的な事件がありました。ウンコまみれになっても、自分の子供だから許せますけど、他人のウンコはぜったいに許せません。もう二度とあそこに行くことはないでしょう。いくらエタノールで消毒しても、私の記憶は殺菌されません。

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神流湖に行く途中、道端の岩壁に恐竜の足跡が見られる場所があります。ここは昔、有名な観光スポットだったのでしょう。茶店もあったようです。いまは廃墟が残っているだけですが。クルマはその店の駐車場に置かせてもらいました。土曜日だと言うのに、人っ子一人おらず、シーンとしています。

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茶店の名前は「さざなみ」です。海っぽい名前ですね。

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店のショーケースには、なぜかニューバランスのスニーカーと座布団とメガネが置かれていました。そんなものを誰が買うのでしょうか。

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恐竜もいます。こんな山の中に、一頭だけでは、さびしそうです。というか、夜になったら、動き出しそうで、怖いです。このコンクリートで作った恐竜もこのまま放置され続けていれば、いずれ化石になるのかもしれません。

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実は、この足跡の化石を見るのは2度目です。以前行ったときは、子供たちも一緒でした。男3人ですけどね。あれはすでに6年くらい経っているかもしれません。次男はもう覚えていないでしょうね。あのとき、恐竜館も見たのですが、いまは休館中だそうです。当時から寂れていましたからね。

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岩壁にいくつかくぼみがありますが、それが恐竜の足跡です。親子だそうです。砂浜についた足跡が化石になって、隆起したとのこと。実は、恐竜が跋扈していた時代は、この辺りまで海だったのです。「足跡を残す」という表現がありますが、文字通り、死んでも、足跡を化石として残すんですから、この親子は偉大です。

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ここが神流湖です。巨大なダム(人造湖)です。きっと湖底には、人々の悲しみとともに、いくつかの村が沈んでいるのでしょう。水の色は、今にも泣き出しそうな翡翠色です。

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今回、私は、朝っぱらから気分が悪かったので、ひとりでドライブしてきました。妻のクルマではなく、私のクルマですから、私には自由に使う権利があります。

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写真は撮れませんでしたが、下に降りていくと、ボート遊びもできるようです。

落ちたら、死ねるね。でも、そういう死に方は本望ではありません。

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途中の道の駅にある小学校の廃墟です。小学校があった場所に、後から道の駅が経ったのかもしれません。ここも昔、子どもたちを連れて立ち寄りました。当然でしょうが、あのときよりも、校舎は朽ちています。本館の売店も、明かりが暗く、貧乏くさいです。小学生が書いた鬼の絵を額縁に入れて800円で販売していました。それを見て、寂しくなりました。横に、竪穴式住居が展示されている場所があるのですが、今回は見ませんでした。大和朝廷の側から「土蜘蛛」と呼ばれて差別されていた縄文人たちの末裔が住んでいた家でしょうね。

本館で、土地の名産である青緑色の三波石の展示を見てきました。私も、死んだ後、何億年かすると、そういう石になるのでしょうか。それとも化石でしょうか。私は自分自身を姿形として残したくはないので、遺体は火葬にして、遺骨は粉にして海に撒いてもらいます。やはり、岩石になることもなく、そうして、魚の口に入って骨になり、顎の強い屈強な男が骨ごとぺろりと食べてしまい、そいつの骨に変わるか、ウンコとして排泄されるのでしょうね。

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校舎の中には鍵がかかっていて入れません。内部はボロボロの扉とすりガラスに隠されて一切見えません。エドガー・アラン・ポーの小説のように、壁の中に死体が埋め込まれているか、あるいは、誰かが首吊り自殺しているかもしれません。

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朝9時前に家を出て、帰ってきたのは7時過ぎでした。

いまのところ、配偶者と顔を合わせることなく、静かに時を過ごしております。しかし、足音が近づいてくるだけで、ぞっとします。私にとっては幽霊よりはるかに恐ろしい存在です。

まさに悪霊です。

悪霊退散!

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