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女王陛下のクリスマスメッセージ [雑感・日記・趣味・カルチャー]

BBCのトップページを見たら女王陛下のクリスマスメッセージの動画があったので、最後まで見てしまいました。女王陛下は、50年前、月面着陸したアポロ11号のニール・アームストロング船長の言葉を引用し、「世界を変えたのは巨人のステップではなく、小さなステップである。そんな小さな一歩が分断の世界を和解へと導くことができるのです」と話されていました。先日来日したローマ教皇フランシスコのスピーチと共通するメッセージです。このありがたいお話をトランプ大統領や安倍総理に正座をさせて聞かせたいです。

From woke to gammon: buzzwords by the people who coined them | Life and style | The Guardian

今ではよく使われるようになった比較的新しい言葉はどのように生まれたのかを検証している記事です。

恥ずかしながら私はこの記事でbinge-watchingなる言葉を初めて知りました。binge-drinkingは酒を浴びるように飲むことを表すことは知っていましたが、Netflixなどのストリーミングサービスでドラマのシリーズを大量に(過度に)「一気見」する行為を指すとのこと。binge-watchという動詞も使われているそうです。

binge / binge-watch / binge-eatの意味と使い方 | ネイティブと英語について話したこと

「PISA読解力低下」は子どもたちからのSOS | 学校・受験 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

本を読む子供が読解力が高いというのは嘘でしょう。文科省は、いわゆる「朝読書」の効果をきちんと測定しているのでしょうか(きっとしていないでしょうね)。読解するという行為は、本を読んでストーリーを追うだけではほとんど身につきません。教師と一緒に文章を分析して鑑賞する技術を学んだり、人間としての感情教育の経験を積む必要もあります。漢字や英単語を覚えるだけで読解力が身につくと思っているようなアホな(=テスト大好きな)大人のせいで、教師が授業中にする話まで「雑談」(無駄な時間)扱いされて、授業から完全追放されているのです。雑談が文脈を作ることすら理解できないのですから、それこそ読解力がない証拠です。

伸びる子は「知識の杭」をたくさん打っている | 子どもを本当に幸せにする「親の力」 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

物事を理解するには背景的な知識や経験をすでにたくさん持っていることが重要という話。教養というものは学校の中だけではなく、日常生活の中で作られるのです。学校のカリキュラムでは対応できません。

学生たちの多くには「知識の杭」がありません。「ああ、これって、あれと同じだ」とか引っかかる部分がないので、授業をぼーっと聞いているだけになっています。ところが、いわゆる「社会人」を相手の授業だと、引っかかりポイントがたくさんあるので、何かを話すとすぐに質問が飛んできます。大学ではアメリカの猿真似で授業評価を行ったり、FD(Faculty Development)のためのセミナー(ミーティング)を行ったり、学年や学部全体でカリキュラムの統一を行ったりしていますが、ほぼ効果は出ていません。むしろこの改革の結果、教師と学生の関係も悪化し、学生の学力も低下しているように思われます。仕事をしているふりをしたいだけの文科省の役人の犠牲になっているのは学生や教員だけではありません。その被害は長期的には日本国全体に及びます。ただちに狂気的な文科省の改革を行わないといけないと私は考えています。

ローマ教皇が「ゾンビの国・日本」に送った言葉 世界一他人に冷たい国に伝えたい事 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

世界一他人に冷たいゾンビ男(安倍晋三)が首相を務める世界一他人に冷たい国民である日本人の心には決して響くことがないメッセージかも知れません。なにせゾンビですからね。