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買い占め、買いだめが起こるのは、政府を信用していないから [雑感・日記・趣味・カルチャー]

デマだと知っているのに、トイレットペーパーや米が店頭からなくなる事件が日本各地で起きています。トイレットペーパーや米など図体のでかいものは、バックヤードに在庫として保管してくのにもスペースが必要だし、配送センターからトラックで1回で運べる量も限られています。トラックドライバーも人手不足です。しかも、そんなものはふだんから飛ぶように売れるわけでもないので、店頭に並べる商品の数はさほど多くありません。

コロナ騒動でパニックになった一部の輩が、特定の商品を買い占めると、棚がぽっかり空いてしまいます。それを見た客が別の店に移動して、同様な光景を見ると、デマだとはわかっているけれど、でも本当にないじゃないかと焦ります。この状況が各地域に伝播し、本当に物不足になるわけです。しかし、商品の在庫は別の保管場所にたっぷりあるのです。

こういう滑稽なことが起きるのは、国民が政府をしていないからであると断定できます。国民は、マスクや消毒用アルコールが店頭から消え、ネット上でその数倍どころか10倍以上の価格で転売されている状況を見ています。政府はメーカーに増産をお願いしているので、来週中には手に入ると思いますと言いますが、待てど暮らせどその日は来そうもありません。そういう状況ですから、次は何がなくなるのかと先走って考え、買いだめ、買い占めに走るのです。

国民は、政府だけではなく、企業も信用していません。不当な転売を許しているアマゾン、商品に次々に「販売を終了しています」と張り出すモノタロウやヨドバシカメラのサイトを見ていると、新型コロナなど風邪の一種で騒ぐことはないと思っている私でも、本当にものが手に入らない可能性があることに怯えてしまいます。

うちの犬は糖尿病なので、朝晩インスリン注射をしています。そのときにアルコール脱脂綿で消毒するわけです。160枚入りの脱脂綿はふだん800円程度で販売されているのですが、昨日ヨドバシカメラで見たら、販売を停止していることがわかり、アマゾンでは4000円で販売されていることがわかりました。私は1つストックがあるので、少なくとも80日以上は問題ないのですが、その後も流通しなかったら、注射ができなくなってしまいます。

この状況では、本当に必要としている者が困ります。健康な人は、買いだめや買い占めのためにスーパーやホームセンターやドラッグストアで行列を作らず、発病したら諦めて数日寝ていればいいんです。死ぬことはありません。私のような持病がある人間は、新型コロナに感染したら、重症化すると言われています。私の場合、罹って死ぬのはやぶさかではありませんが、世の中には死にたくない人のほうが多いでしょう。彼らのような死の危険性がある人を優先してほしいと思います。

子供なんか、新型コロナに罹患しても重症化することがないし、感染した子供の割合も4%です。学校の中で集団感染した事例も、中国ですらありません。子どもたちを守るために休校措置を要請するよりも先に、東京都内の満員電車をなくすための措置を先に取るべきでした。それについては何もしないのですから、呆れたものです。安倍総理の独断と偏見による休校要請措置は誰の目にもやりすぎに映るものです。しかも、彼の科学を軽んじる非論理的な姿勢が、政府に対する信頼を完全に失わせ、パニックをよりいっそう激しくするものになっています。

そういうリーダーが陣頭指揮に当たっているのですから、日本は国際的な信用度もだだ下がりです。安倍総理は日本国民を守るためにも早急にお辞めになるべきです。