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椎名林檎がライブを決行したことに怒っている人は「集団ヒステリー」に感染しています。 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

椎名林檎がライブを決行したというので、ヒステリックに憤っている人がいますが、彼らは「集団ヒステリー」に罹患しています。一旦治ってもまた復活する可能性が大です。根本的な治療が必要です。

彼らは、新型コロナウイルスの集団感染が発生する可能性もあるマスギャザリングを行うことは無責任であると主張しています。学校だって休校にするのだし、スポーツイベントも無観客試合をしたり、中止しているのだから、音楽活動も休止すべきだというのです。

しかし、そういう人々こそ、満員電車で通勤する社畜であったり、スーパーに買い物に行って惣菜コーナーで咳をしたりするようなデリカシーのない人に違いありません。彼らに椎名林檎を批判する資格があるのでしょうか。彼女にも生活がかかっているのです。

椎名林檎が愛国主義を標榜する歌手だからといって、安倍政権に唯々諾々と従うかどうかは別です。そもそも安倍晋三は国民を守ろうとしているわけではなく、自分と自民党を守ろうとしているだけです。彼を愛国主義者だと思っている自民党支持者も多いですが、彼は典型的な対米従属主義者です。アメリカに従うことで、自民党一党独裁を永続化しようとしているだけです。彼の考えている「憲法改正」も、アメリカにより従いやすくするためものです。民主党政権は、アメリカに鳩山由紀夫がケンカを売ったので、「ルーピー」と呼ばれ、なんだかアメリカにバカにされているぞ、という気がした日本国民は、彼ほどの愛国主義者(=鳩山)を裏切り、偽物(=安倍)を掴まされたわけです。そういう事情を理解できない人が、他に代わりがいないからと言って、陰に陽に腐敗した政治を続けさせてきたわけです。結果がこのザマです。

話がそれましたが、そもそも日本での感染拡大の原因は、初動の遅れと不手際です。原因はすべて安倍晋三にあります。感染拡大という結果は、彼が責任(responsibility)ある行動を取らず、自分におべっかを使うだけの茶坊主たちと会食を楽しみ、自分に意見する専門家を排除していたことが原因です。「すべて自分が責任を取る!」と言われても、これまでの無責任な行動がこの結果を引き起こしたのですから、彼が取ると言っている責任は何なのか全然わかりません。無責任なのは、安倍晋三の方です。

新型肺炎に感染しても、致死率は低いし、死者の数はせいぜい数十人から数百人で止まるはずです。それに比べて、日本で交通事故で死ぬ人の数は年間3,000人、自殺者数は20,000人です。また、インフルエンザの死者数は3,000人で、ここ数年増加傾向にあるそうです。よく考えてみてください。新型コロナウイルスが、それらと比べて、どれほど危険性が低いかわかると思います。

冷静に考えられない人は、「集団ヒステリー(集団パニック)」に感染しているということです。自分がパニックに陥っていることを客観的に見ることができない状態になっているわけです。集団ヒステリーに感染し、理性を失っている人の数のほうが、新型コロナウイルスの感染者数の何万倍もあるかもしれません。

もちろん、深刻な事態を過小評価したり、自分が見たくないものを見ないようにしてしまう「正常化バイアス」にとらわれることも危険ですが、マスコミやネットが垂れ流す不確かで、不安を煽るだけの情報に踊らされることも危険です。

いまこそ、科学的かつ論理的に考え、理性的に振る舞うことが求められている時代です。中世の魔女狩りみたいなことはやめるべきです。批判すべきは椎名林檎ではなく、安倍晋三です。