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みんなで一丸となって:ワンチーム? [雑感・日記・趣味・カルチャー]

新型コロナ、ワクチン製造は厚労省天下り先 海外製は無視(NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース

2019年のワールドカップ開催時には「ワンチーム」という和製英語が流行り、今回のコロナ騒動では「国民が一丸となって」という言葉が広がりました。

新型コロナウイルスの感染拡大に関しては、国民が一丸となっても阻止できないことが徐々にわかりつつります。絶望的です。

今回の新型コロナウイルスは、感染者か非感染者の判別が症状を見ることだけではできないタイプのウイルスですから(感染していても症状が出ない人もいる!)、我々は感染を避けようがないのです。まるでベトナム戦争です。ジャングルの中でのゲリラ戦では、もはや出会った相手が自分の味方なのか敵なのかを判別する術(すべ)はありません。兵士たちは疑心暗鬼になって、すべてが敵に思えるようになってしまい、結果、無差別に殺戮が繰り広げられるです。

実際は、これを防ぐ方法はあるのですが、厚生労働省は医療崩壊を防ぐという名目で、できるだけ新型コロナウイルスの検査をさせないことにしています。これが功を奏して、日本の感染者数は他国に比べて異様なほど少ないものになっています。厚生労働省と安倍政権が検査体制を整えることを「一丸となって」妨げなければ、実際の数字は、この数十倍、数百倍、数千倍に膨れ上がるかもしれません。

医療崩壊を防ぐためという目的と、国民の命を守るためという目的が、厚労省と安倍政権にとっては矛盾しているように感じているのかもしれません。国民の命を守ることよりも、医療崩壊を防ぐこと、そして、件の記事に書いてあるように、自分たちの利権を守ることを優先しているように見えるからです。この結果、5月、6月に日本がどうなるか、見ものです。

ここまで来ると、「みんなで一丸となって新型コロナウイルスに感染しましょう」という動きが出てくるかもしれません。感染者の多くも、きちんと手洗いをし、感染しないように体調管理にも注意して暮らしてきたはずです。それでも防ぎようがないのですから、自分が感染しないという保証は完全になくなりました。私は新型コロナウイルスなんて簡単に封じ込められるものだと思っていましたが、楽観的すぎました。考えを改めます。

安倍首相は、リーダーシップにこだわるわりには、逃げの姿勢が目立ちます。「私が責任を取る」なんて言っても、彼は責任を取ったことはありませんし、どういう形で責任を取るのかも明確にしませんから、リーダーとしてはふさわしくありません。

第一次安倍政権のときに政権を投げ出したのも、彼がなにかの責任を取ったわたけではありません。単に体調を悪くして逃げただけです。「桜を見る会」の問題に関しても、公職選挙法違反であることは間違いないのですが、すべて自分に有利なように、法律まで歪めて逃げています。いつも記者や他党の議員の質問にまともに答えないという姿勢からも安倍の逃げの印象を強くしています。

安倍のような自己保身しか考えていない偽のリーダーがリーダーシップを発揮するには、率先して新型コロナウイルスに感染することしかないかもしれません。その形で責任を取って、政権交代を実現してくれることを心から願います。

日々、伝わってくる世界での感染者数の増加のニュースを見ていると、ほぼ確実に東京オリンピックは中止になるでしょう。この期に及んでもなお、都知事は中止や延期の可能性はないと強弁し、首相はやりたいと言い続けていますが、その姿勢からは国民の命を守ろうという意識の欠如を感じるどころか、滑稽にさえ思えます。もはやピエロです。

日本人は「国民一丸となって」が大好きですが、一丸となって、「玉砕」しましょう。そして安倍は、憧れの祖父と同じ運命をたどり「巣鴨プリズン」に行くのです。まさに「歴史は繰り返す」です。