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勝間和代の、苦痛を伴う努力はどうせ成果がでないので、さっさとやめましょう [雑感・日記・趣味・カルチャー]



勝間さんのおっしゃるとおり、嫌なことは続かないし、いくら努力しても、成果は出ませんよね。だから、楽しいことだけやっていればいいという考えにほぼ賛成します。

しかし、世の中には楽しい仕事ばかりではないので、自分を騙して、これは楽しいんだと思い込ませるのも良いと思います。私もそうやって生きてきました。やりたくなくても、やらないと生きていけないこともありますからね。そうすると、ごくたまに楽しいこともあります。大きなお金は稼げませんが、なんとか生きていける程度の収入にはなります。

ビジネスマンみたいな人の中には、楽しめないんだったら、頑張ってやってもお金になることはないから、さっさと止めちまえという人がいます。そうかもしれませんが、私は賛同できません。

楽しさとお金で座標軸を作ってみると、こんな分類になります。

1)楽しめて、お金になる
2)楽しめるけれど、お金にならない
3)楽しめないけれど、お金になる
4)楽しめないし、お金にもならない

1)みたいに楽しい仕事で、かつお金になるというのは理想ですが、いつも楽しいとは限らないものです。楽しくないからといって、仕事をやめてばかりいたら、生活はできないんじゃないでしょうか。

2)みたいに楽しめるけれど、お金にならないものもあるし、3)みたいに楽しめないけれど、お金になる場合も当然あるでしょう。

最悪なのは、4)楽しめないし、お金にもならない、です。たいていの仕事への不満は、これですね。そういう仕事で成果を出そうと努力するのは意味がないので、さっさとやめちまえというのは、正しいのかもしれませんが、無責任ですね。やめても、その後、楽しくて、満足のゆく給料のもらえる仕事を得られるかどうかわかりませんから。

このように4分割してみると、実際は、こんなふうに単純に割り切れないということがわかります。たいていの仕事は座標の中で常にグラグラ動いているものでしょう。